理学療法士の転職は何回まで?採用する側が落とす人の共通点

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理学療法士の転職は何回まで?採用する側が落とす人の共通点

「もう3回も転職してる。次は書類で落とされるかも」

「辞めた理由がバラバラで、面接で説明できる気がしない」

「今の職場も限界。でも回数を考えると動けない」

求人は見ているのに、応募ボタンを押せないまま時間が過ぎていませんか?

<悩める人>

もう3回目なんです。理学療法士って、何回まで転職して大丈夫なんでしょうか⋯

<ぜおん>

その「何回まで」という線は、実は採用する側にありません。見ているのは別のところです。

結論から言うと、理学療法士の転職に「何回まで」という上限はありません

ただし、回数の代わりに在籍年数と辞めた理由はしっかり見られます。

ここが説明できる状態になっていれば回数は決定打にならず、整理されていないと回数が少なくても書類で止まります。

回数を気にせず応募できる求人があるかは、リハ職の求人を扱うレバウェルリハビリのような相談先で先に聞けます。

応募してから落とされるより、通る可能性のある求人だけを見るほうが消耗しません。

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プロフィール
理学療法士13年経験した「ぜおん」です!
今までに4回の転職経験があり。
詳しいプロフィールはコチラ

【1社目】総合病院▶急性期・回復期・ターミナルを経験。

【2社目】老健▶入所・通所・訪問を経験。介護認定審査員なども務める。

【3社目】介護系有限会社▶介護予防事業の立ち上げ、デイサービスの管理者も兼任。

【4社目】老健▶入職して半年で副主任、1年で主任。施設の教育委員長も務める。

過去に8ヶ所の転職エージェントに登録して、3回転職してます!

厚生労働省の情報を元に情報を発信していきます。

この記事は、リハビリ職の採用や配置に関わってきた元PTが、実際に書類を見る側で何を考えていたかをそのまま書きました。

読み終わる頃には、数えるのをやめて手を動かせる状態になっているはずです。

目次

結論:理学療法士の転職に「何回まで」の上限はない

まず、いちばん知りたい部分から答えます。

「3回を超えたら不利」といった共通の基準は存在しません

根拠として、国の調査で「専門的・技術的な仕事」の人を採用した理由を見てみます。

採用した理由事業所の割合
経験を活かし即戦力になるから66.1%
専門知識・能力があるから52.7%
離職者の補充のため44.6%
職場への適応力があるから26.7%
厚生労働省「令和2年転職者実態調査」より、職種「専門的・技術的な仕事」の採用理由(3つまでの複数回答)。理学療法士はこの職種に含まれます。

注目してほしいのは、「転職回数が少ないから」という理由が選択肢にすら入っていないことです。

採用する側が求めているのは、回数の少なさではなく経験と専門性でした。

<ぜおん>

むしろ複数の職場を経験している人は、すぐに動ける即戦力として歓迎されることもありますよ。

調査の詳細は厚生労働省「令和2年転職者実態調査」で確認できます。

それでも回数を気にしてしまう理由

基準がないと言われても、不安はすぐには消えないと思います。

それは、一般企業の常識が、そのままリハビリ業界にも当てはまると思い込んでいるからです。

リハ職で転職が増えやすい事情
  • 1つの職場でのポストが少なく、昇進で待遇を上げにくい(役職に空きが出るまで待つことになる)
  • 急性期・回復期・生活期と領域が分かれており、経験を広げるには職場ごと変えるしかない
  • 小規模な職場が多く、人間関係がこじれても部署異動という逃げ道がない

採用する側もこの事情は分かっているので、回数だけで身構えることはありません

リハ科の管理者自身が、何度か職場を変えてきた人だというケースも珍しくありません。

採用する側が本当に見ている3つのこと

採用する側が見ている3つ(在籍年数・理由の一貫性・次も続くか)を整理した図解

では、回数の代わりに何を見ているのか。

書類を開いてから面接が終わるまで、判断材料はこの3つに集約されます。

1つの職場に何年いたか

回数よりはるかに重く見られるのが、1社あたりの在籍年数です。

安心して読める経歴:転職4回でも、各職場に3年ずつ在籍している。

気になる経歴:転職2回でも、どちらも半年で辞めている。

判断の分かれ目:合計の経験年数ではなく、1社ごとに何年続いたか。

同じ書類でも、回数が多い前者のほうが評価されることは普通にあります。

年数が積み上がっていれば、「うちでも続けてくれそうだ」と読めるからです。

逆に短い在籍が並ぶと、採用してもまたすぐ辞めるのではという不安が先に立ちます。

採用にかかる手間と教育の時間を考えれば、当然の見方です。

1人を採用して独り立ちさせるまでには、指導する側の時間も大きく取られるからです。

辞めた理由に一本の線が通っているか

次に見るのが、辞めた理由のつながりです。

一つひとつの理由がバラバラでも、並べたときに方向が見えれば問題になりません。

線が通っている例

急性期で基礎を作り、回復期で生活期までを見たくなり、今は在宅に関わりたい。

職場は変わっていても、やりたいことは一貫していると伝わります。

領域を変えた理由に「その先を見たかった」が入っていれば、線はつながります。

逆に、給料・人間関係・残業と不満の中身だけが並ぶと、線が見えなくなります。

線が見えない書き方:残業が多かったので退職。人間関係が合わず退職。給料が低く退職。

線が見える書き方:急性期で技術を身につけ、生活期を見たくなり、在宅でその人の暮らしまで支えたい。

同じ経歴でも、並べ方を変えるだけで受け取られ方が変わります。

うちでは同じことが起きないか

採用する側の関心は、過去の評価ではなくこれからのことに向いています。

そもそも医療・福祉の職場が転職者を採る動機は、欠けた人員を埋めて体制を立て直すことです。

医療・福祉が採用で重視した事項割合
人員構成の歪みの是正47.1%
既存事業の拡大・強化38.8%
組織の活性化34.6%
厚生労働省「令和2年転職者実態調査」より、医療・福祉の事業所が転職者の採用に当たり重視した事項(複数回答)。

つまり早く戦力になって、長くいてくれる人が採用されるということです。

<ぜおん>

減点を探しているのではなく、穴を埋めてくれる人を探しているんです。

採用する側が落とす人の共通点4つ

書類で落ちる人の共通点4つ(短期在籍が続く・理由が他責・脈絡がない・空白が未説明)の図解
<悩める人>

じゃあ、落ちてしまう人は何が違うんですか?

<ぜおん>

回数ではなく、書類の書き方でつまずいている人がほとんどです。よくある4つを挙げますね。

ここが、この記事でいちばん伝えたい部分です。

前提:書類はじっくり読まれない

採用担当は、通常業務の合間に書類へ目を通します。

最初のひと通りは、数十秒で全体を眺める程度だと思っておいてください。

そこで気になる点がなければ、はじめて中身を読み込む段階に進みます。

だからこそ、パッと見て引っかかる要素があるかどうかで結果が変わります。

在籍1年未満が続いている

1年未満での退職が2つ以上続いていると、書類の段階で手が止まります。

1回だけなら事情があったと読めますが、続くと再現性のあるパターンに見えるからです。

紙の上でしか判断できない

書類を見る側は、あなたの人柄を知りません。

判断できる材料が紙の上の年数だけなので、数字がそのまま印象になります

短い在籍にやむを得ない事情があるなら、書類の中で先に説明してしまうのが有効です。

体調・家庭の事情・法人の統廃合など、自分では避けられなかった理由は正直に書いて構いません。

回復済みであることや、今は問題なく働けることを添えておくと、より安心して読まれます。

面接で聞かれてから答えるより、先に書いてあるほうが誠実な印象になります。

辞めた理由がすべて相手のせいになっている

「上司が」「同僚が」「制度が」と、原因が全部外側にある書き方は警戒されます。

実際にひどい職場だったとしても、読む側には確かめようがないからです。

<ぜおん>

ここで損をしている人がとても多いのですが、事実を書くことと不満を書くことは違います。

「またうちの不満も外で言うのだろうか」と思われた時点で、書類はそこで止まります

言い換えの方向

環境への不満で終わらせず、そこで自分は何を求めていたのかまで書きます。

たとえば「残業が多くて退職」ではなく、「担当数を絞って一人ひとりに時間をかけたいと考えた」と書きます。

嘘をつく必要はなく、視点を自分側に戻すだけで印象は変わります。

経験した領域に脈絡がない

急性期・訪問・スポーツ・デイと並んでいても、つながりが説明されていないと迷子に見えます。

逆に言えば、説明さえあれば幅の広さは強みに変わります

実際、複数の領域を見てきた人ほど、多職種との調整がうまいことも多いです。

つなげ方の例

急性期・訪問・デイの経験なら、「発症から在宅復帰までを通して見たかった」でつながります。

整形外科とスポーツ分野なら、「同じ患者層を予防まで含めて見たかった」とまとめられます。

領域の数だけ強みがあると考えて、共通の目的を1つ立てるのがコツです。

その目的が、応募先でやりたいことにつながっていれば完成です。

空白期間に触れていない

退職から次の入職まで期間が空いているのに、書類に一言もないのは損です。

療養・家庭の事情・資格の勉強など、書いてあれば読む側は納得できます。

書き方の例

「家族の介護のため半年間離職」「国家資格の勉強に専念」など、一文で十分です。

長く説明する必要はなく、空白が埋まっていること自体に意味があります。

触れられていないと、勝手に悪いほうへ想像されてしまいます。

書くだけで防げる減点なので、空白には一文添えると決めておきましょう。

自己診断|あなたの転職回数は危険ライン?

ここまでを、自分の経歴に当てはめてみましょう。

当てはまる項目を数えてください。

数えるのは回数ではありません

ここでチェックするのは、説明できない要素がいくつあるかです。

転職が5回でも、すべて説明できるなら該当は0個になります。

  • 1年未満で辞めた職場が2つ以上ある
  • 辞めた理由を並べると、不満の内容しか出てこない
  • 経験した領域のつながりを、自分でも説明できない
  • 3ヶ月以上の空白期間があるが、理由を書いていない
  • 直近の職場も1年未満で辞めようとしている(同じパターンが続いていないか)
該当数状態やること
0〜1個回数を気にする必要はないそのまま応募して問題ない
2〜3個書き方で差がつく段階職務経歴書を整えてから応募する
4個以上書類で止まりやすい次は在籍年数を積める職場を選ぶ
回数そのものではなく、説明できる状態かどうかで判定します。該当が多いほど、応募前の準備に時間をかける価値があります。

4個以上でも、詰みではありません

次の職場選びを慎重にすれば、そこから経歴は立て直せます。

経歴は立て直せる

次の職場で3年続けば、それ以前の短い在籍は過去の話として扱われるようになります。

大事なのは、これから積む年数です。

回数が多くても通る人がやっている準備

通る人がやっている準備3ステップ(年数を先に見せる・理由を一本の線に・自分から前置き)の図解

落とされる側ではなく、通る側の準備を見ていきます。

やることは3つだけです。

STEP
在籍年数を先に見せる

職務経歴書の冒頭に「〇年〇ヶ月在籍」と年数を並べ、回数より先に年数が目に入る形にします。

3年続いた職場があるなら、その年数がいちばん目立つ位置に来るようにします。

STEP
辞めた理由を1本の線につなぐ

すべての転職を「何を求めて動いたか」で書き直し、バラバラの不満を1つの方向にまとめます。

今の希望とつながる形に並べ直すと、最後の転職まで自然に読めるようになります。

STEP
短い在籍と空白は自分から前置きする

触れられたくない部分ほど、聞かれる前に一文で説明しておくほうが効果的です。

隠していると思われるより、自分から開示するほうが信頼につながります。

この3つをやるだけで、同じ経歴でも読まれ方が変わります

経歴そのものを変えることはできませんが、見せ方は今日から変えられます。

職務経歴書はこう書き換える

実際にどう書き換えるのか、同じ経歴で比べてみます。

ありがちな書き方読まれる書き方
2020年4月 A病院入職
2022年3月 退職(人間関係のため)
2020年4月〜2022年3月(2年0ヶ月)A病院・急性期
脳血管疾患を中心に担当。より生活に近い場面を見たいと考え、回復期へ
2022年4月 B病院入職
2023年8月 退職(残業が多いため)
2022年4月〜2023年8月(1年5ヶ月)B病院・回復期
退院前訪問を担当。在宅での支援に関わりたいと考え、訪問分野へ
在籍期間を明記し、辞めた理由を「次に何を求めたか」に置き換えた例です。

やっていることは、年数を書き足して、理由の向きを変えただけです。

嘘は1つも書いていませんが、読んだあとの印象はまったく違います。

<ぜおん>

右のように書いてあると、転職の数ではなく歩んできた道として読めるんです。

とはいえ、自分の経歴を自分で整理するのはかなり難しい作業です。

一人でやると起きること

自分では不利だと思っている経歴が、実は評価される材料だったというのはよくあります。

私が書類を見ていたときも、本人が引け目に感じていた経験のほうを採用の決め手にしたことがありました。

逆に、問題ないと思って書いた一文が引っかかることもあります。

レバウェルリハビリのようにリハ職専門で書類添削まで対応している相談先なら、回数の見せ方まで一緒に整えられます

\ 職務経歴書の書き方から相談できる /

レバウェルリハビリを実際に使った体験談は、コチラの記事でまとめています。

次で終わりにするための職場の選び方

次で終わりにする職場選びの確認項目(残業の実際・退職者の数・昇給の実績・教育の担当)の図解
<悩める人>

正直、また同じ理由で辞めることになるのが、いちばんこわいです。

<ぜおん>

そこが本丸です。回数を増やさない確実な方法は、辞める理由が起きない職場を選ぶことなので。

これまで辞めた理由を並べると、自分が耐えられないものがはっきり見えてきます。

それを次の職場で確認すれば、回数は自然に止まります。

逆に、条件だけ見て決めると同じ理由でまた辞めることになりがちです。

辞めた理由から逆算して確認すること
  • 残業が理由だったなら、実際の残業時間と持ち帰り仕事の有無、記録を書く時間が業務内にあるか
  • 人間関係が理由だったなら、リハ科の人数と直近3年の退職者数、教育担当が決まっているか
  • 給料が理由だったなら、昇給の実績額と評価の仕組み、賞与の支給実績
  • 方針が理由だったなら、1日の単位目標と、プログラムを組む裁量がどこまであるか
  • 教育が理由だったなら、新人や中途にどんな研修があり、誰が担当するのか

どれも求人票には書かれていないので、応募前に人へ聞くしかありません

求人そのものを幅広く見たい場合は、ハローワークインターネットサービスでも地域の求人を確認できます。

転職が怖いと感じている場合の考え方は、コチラの記事で整理しています。

入職して3ヶ月で限界を感じている場合は、コチラの記事が参考になります。

エージェントの選び方は、コチラの記事で比較しました。

理学療法士の転職回数でよくある質問

転職3回は多いですか?

回数だけでは判断されません。各職場に何年いたかで読まれ方が変わり、3回でも1社2〜3年ずつなら経歴として不自然ではありません。むしろ複数の領域を経験している点を強みとして書けます。

30代で転職5回は厳しいですか?

年齢に対して在籍年数が短すぎないかがポイントです。厳しく見られる場合もありますが、領域のつながりを説明でき、次の職場で年数を積めば評価は変わっていきます。自己診断で当てはまる数を確認してみましょう。

履歴書に書かずに済ませられませんか?

職歴を意図的に省くのは経歴詐称にあたる可能性があります。社会保険の記録から分かることもあるため、隠さず書いたうえで説明を添えるほうが安全です。入職後に発覚するほうが、はるかに大きな問題になります。

面接で回数について聞かれたらどう答えますか?

不満を並べず、「何を求めて動いたか」と「次に何をしたいか」をつなげて話します。聞かれる前に自分から触れておくと、身構えている印象になりません。回数を引け目に感じている態度そのものが、マイナスに働くこともあります。

派遣やパートも転職回数に数えますか?

雇用形態にかかわらず職歴として書きます。ただし、期間満了による終了は自己都合の退職とは区別して読まれるため、契約期間が決まっていた旨を添えておくと誤解されません。

回数が多いと給料は下がりますか?

回数ではなく経験年数と担当できる業務で決まることがほとんどです。むしろ複数領域の経験が評価されて、条件が上がる場合もあります。提示額に納得できないときは、経験を根拠に交渉する余地もあります。

まとめ:数えるのをやめて、説明できる状態にする

理学療法士の転職に、「何回まで」という上限はありません

採用する側が見ているのは、在籍年数と辞めた理由、そして次も続けられそうかどうかでした。

国の調査でも、採用の理由に「転職回数の少なさ」は挙がっていませんでした。

<ぜおん>

数えて止まっている時間がいちばんもったいないです。書き方を整えれば、経歴は動かせますよ。

大事なのは、回数を減らすことではなく次の職場で長く働けることです。

そのためには、辞めた理由が起きない職場かどうかを先に確かめる必要があります。

そこさえ外さなければ、これが最後の転職になります。

求人を眺めて、条件を聞くだけなら今日からできます

\ 次で終わりにするための1社を探す /

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