移乗のあと、腰から足にかけてしびれが走った。
病院で言われた病名は、脊柱管狭窄症。
頭に浮かんだのは「介護を続けられるのかな」より先に、「辞めて、どこで働くんだろう」だった。
<悩める人>脊柱管狭窄症と言われました。介護の仕事、もう続けられないんでしょうか…?



続けている人はいますよ。ただ、今と同じ働き方のままではないことが多いです。
この記事では、脊柱管狭窄症を抱えながら介護で働くことを、理学療法士として14年、デイサービスの管理職までやった立場から書きます。
結論から言うと、変えるのは体ではなく、働く場所と職種のほうです。
先にお断りしておくと、この記事では治療や体操の話はしません。
症状の出方も、避けたほうがいい動作も、人によって違うからです。
ここで扱うのは、腰を抱えたまま、この先どう働いていくかのほうです。
- 治療法・リハビリの方法は書きません
- 避けるべき動作は主治医に確認してください
入浴介助や移乗をどこまで外してもらえるかは求人票に出ないので、他の職場と比べたいときは、介護職の求人を扱うレバウェル介護のような相談先で先に聞いておくと比べやすくなります。
\ 入浴・移乗を外せる職場があるか完全無料で相談 /
ぜおん
理学療法士14年。不動産会社を経て理学療法士になり、総合病院・老健・介護系会社の4ヶ所で勤務。デイサービスの管理者、老健の主任、教育委員長、介護認定審査員を経験。求人を出す側、面接をする側、辞めていく職員と面談する側にいました。面談のためにメンタルヘルス・マネジメント検定2級と心理カウンセラーも取得しています。
自身の転職は4回、8ヶ所の転職エージェントに登録。リハビリ職・介護職の友人から10人ほどの転職相談を受けています。詳しい経歴はコチラ。
結論:脊柱管狭窄症でも介護職を続ける道はあります
脊柱管狭窄症と言われたあと、まず考えるのは「介護を辞めるべきかどうか」だと思います。
でも、そのすぐ後ろに、もっと重たい考えがくっついてきませんか。
辞めて、この歳から何ができるんだろう、という考えです。
【現場でよくある話】「腰が痛い」とは言える。でも「病院で狭窄症って言われた」とは言えない。言った瞬間に、この職場にいられなくなる気がするから。
40代、50代で介護をしていると、介護以外の仕事が本当に思い浮かばなくなります。
だから、痛みが出ても言わないまま続けてしまう人が多いんです。
けれど、あなたの前にある道は「今のまま我慢して続ける」か「介護を辞める」かの2つだけではありません。
その2つの間に、いちばん現実的な道があります。
介護の中で、腰を使わない場所へ移ることです。
数字を先に出しておきます。
介護労働安定センターの令和7年度の介護労働実態調査で、悩みとして「身体的負担が大きい」を挙げた人は、介護職員で34.1%でした。
同じ介護業界のケアマネジャーは、7.8%です。
業界を変えたわけではありません。
職種が変わっただけで、これだけ差が出ます。
介護そのものを辞めて、別の業種へ移る手もあります。
ただ、40代・50代からの異業種転職は、調べてみると思っているより厳しいのが実際のところでした。
だからこの記事でおすすめしたいのは、介護の知識を生かしたまま、体の負担が少ない場所でやり直すことです。
介護のどの業務があなたの腰を削っているのか
「腰に悪いのは重いものを持つこと」と言われても、介護はほとんど全部が重いものを持つ仕事ですよね。
まずは、どこが本当に効いているのかを整理します。


入浴介助と移乗介助で少しずつ削られていく
理学療法士として現場を見てきて、腰を痛めた人のきっかけとして多かったのは、お風呂と移乗です。
浴室は床が滑るうえに、スペースが狭い。
相手は濡れていて掴みにくく、中腰のまま時間に追われて何人も続けます。
浴室には、腰を伸ばせる瞬間がありません。他の業務なら合間に伸びをできますが、入浴介助は次の人が待っています。
移乗のほうは、ベッドから車椅子、車椅子からトイレ、と1日に何十回も繰り返すのが問題です。
1回1回は、なんとかなってしまう。
だから、続けられてしまうんですよね。
私が見てきた中で多かったのは、じわじわ悪くなっていって、あるとき急に症状が出るパターンです。
ぎっくり腰のように、ある日突然動けなくなる。
でもその日に特別なことをしたわけではないので、本人がいちばん納得できないんです。
危ないのは重い人ではなく軽い人のとき
脊柱管狭窄症について調べると、たいてい「重いものを持たない」と出てきます。
でも、現場で見てきたことは少し違いました。
急に痛みが走ったという人に話を聞くと、相手が重い利用者さんだったケースは、実はそこまで多くありません。
- 多いのは、軽い人・自分である程度動ける人のとき
- 理由はおそらく、身構えていないから
重い人のときは、誰でも構えます。
足を開いて、膝を曲げて、必要なら二人介助を呼ぶ。
ところが軽い人のときは、そのどれもしません。
| 場面 | 身構えるか | 実際にとっている姿勢 |
|---|---|---|
| 重い利用者さんの移乗 | 構える | 足を開いて膝を曲げる。二人介助を頼む |
| 軽い利用者さんのちょっとした介助 | 構えない | 中腰・片手・体をひねったまま |
| 見守り中に崩れかけたとき | 構える余裕がない | とっさに引き上げる |
| 床のものを拾う・靴を履かせる | 意識もしない | 膝を伸ばしたまま上体だけ倒す |
中腰のまま、片手で、体をひねったまま、ちょっと支えるだけのつもりで手を出す。
その「ちょっと」で急に走るのを、何度も見てきました。
- 「この人は軽いから大丈夫」と思った瞬間がいちばん危ない
- とっさに支えるときは、足の位置を作る時間がない
- ヒヤリとした経験は記録に残らないので、職場にも共有されない
「腰を反らさない」と言われても介護は反らす動きだらけ
腰部脊柱管狭窄症では、腰を反らせる姿勢で症状が出やすく、前かがみになると楽になりやすいことが知られています(日本整形外科学会)。
ただし出方は人によって違うため、自分の場合どうなのかは主治医に聞いてください。
そのうえで現場を見渡すと、けっこう絶望的な気持ちになりませんか。
- ベッド上のオムツ交換で、柵越しに体を伸ばす
- 浴室で、低い椅子に座った人へ手を伸ばす
- 送迎車の乗り降りで、車内へ半分入りながら支える
- 床に落ちたものを拾う、靴を履かせる
どれも、反らすか、深く曲げるか、ひねるかのどれかです。
ここで一度だけ、国が出している文書の話をさせてください。
厚生労働省の職場における腰痛予防対策指針には、介護・看護の作業についてこう書かれています。
人を抱え上げる作業など腰に負担のかかる作業については、リフトなどを積極的に使用し、原則、人力では行わせないようにする。
つまり、一人で抱え上げることは、そもそも想定されていない作業なんです。
……と書いておいてなんですが、「うちにリフトなんてない」と思いましたよね。
その通りだと思います。
この指針は職場に向けて書かれたものなので、あなたが明日から使える武器にはなりません。現場で「指針にはこう書いてあります」なんて、言えないですよね。
ただ、一つだけ持ち帰ってほしいことがあります。
腰が持たなくなったのは、あなたが弱いからでも、歳のせいでもありません。
診断名を職場に伝えるとどうなるのか



病名を言ったら、辞めさせられませんか?



私が見てきた範囲では、むしろ逆のことのほうが多かったです。
実はここが、この記事でいちばん伝えたい部分です。
伝えるかどうかで、この先の働き方はけっこう変わります。


病名がつくと入浴と移乗を外してもらえることがある
「腰が痛い」と「病院で脊柱管狭窄症と言われた」は、職場にとって重さが全然違います。
痛いだけなら、「みんな痛いよ」で流されてしまうことがあります。
でも病院から病名が出ていると、無理に入浴介助や移乗介助をさせるわけにはいかなくなるんです。
- 悪化して働けなくなるほうが、施設にとっても困る
- 離職につながれば、ただでさえ足りない人手がさらに減る
私がいた職場でも、そういう人には比較的ちゃんと考慮していました。
しかも、職種を変えるまでもなく、介護士のまま、入浴と移乗だけを省くという形です。
特別なことをしたわけではありません。
シフトを組む側から見ると、「その業務だけ外す」は思ったより難しくありません。全部を代われと言われると困りますが、1つ2つなら回し方はあります。
だとすると、隠したまま我慢し続けるのは、いちばん損な選び方かもしれません。
業務は外してもらえても周りの目までは外してもらえない
ここからが、あまり書かれていない話です。
入浴と移乗を外してもらえたとして、それで解決かというと、そう単純でもありません。
私がいた職場にも、そういう空気はありました。
【実際にある空気】「あの人は病気だから」が、いつのまにか「病気を盾に楽な仕事しかしない人」に変わっていく。
面と向かって言われるわけではありません。
でも、そう見られていると感じた瞬間から、その職場にいるのがつらくなります。
体は楽になったのに、気持ちのほうが持たなくなるんです。
- 大変な業務は、最初から振られなくなる
- 感謝より先に、気を遣われるようになる
- 自分でも「申し訳ない」と思い始めてしまう
配慮してもらえたのに結局辞めてしまう人がいるのは、たぶんここが理由です。
だから、伝えることと、その職場に居続けることは別の話になります。
配慮してもらえない職場も普通にあります
ここまで読んで、うちはそんなふうにならないと思った人もいると思います。
正直に言うと、その感覚は間違っていません。
同じ介護でも、人手に余裕がない施設では「みんなきついから」で終わってしまうことがあります。
【よくある返され方】「◯◯さんだけ入浴を外したら、その分は他の人がやることになるよね」
誰かの入浴を外せば、その分を別の誰かが引き受けることになるからです。
引き受ける人がいない職場では、そもそも話が始まりません。
だからこそ、伝えてみることがその職場を見極めるテストになります。
- 診断書を出しても、業務の内容が何も変わらない
- 「じゃあ他の人が困る」と、あなたの側の問題にされる
- 配慮を頼んだあと、周りの空気が明らかに変わった
一つでも当てはまるなら、この先も変わらない可能性は高いと思っておいたほうがいいです。
今の職場のままで使えるものもあります
いきなり転職を決める前に、使えるものは使っておきたいですよね。
- 主治医に、避けるべき動作を紙に書いてもらう(口頭の「腰が痛い」より職場が動きやすい)
- 常時50人以上が働く事業場なら、産業医に相談する(労働安全衛生法で選任が義務づけられている)
- 50人未満でも、衛生推進者などの担当者が置かれている
- 休む必要が出たときは、健康保険の傷病手当金を確認する
このうち傷病手当金は、業務外の病気やケガで連続して3日休んだあと、4日目以降の休んだ日に支給される制度です。
支給される期間は、支給を開始した日から通算して1年6か月。
金額の目安は、直近の標準報酬月額を平均した額の30分の1の、そのまた3分の2です。
……とはいえ、休んだら生活できない、というのが本音ではないでしょうか。
だからこの記事では、休むことよりも腰を使わない場所へ移るほうを中心に書いています。
同じ介護でも施設と職種で負担はここまで変わる
ここからが本題です。
「介護は腰に来る仕事」とひとくくりにされがちですが、中身はまったく均一ではありません。


職種を変えるだけで数字はここまで下がる
まず、同じ介護業界の中で比べた数字を見てください。
| 職種 | 「身体的負担が大きい」と答えた割合 |
|---|---|
| 介護職員 | 34.1% |
| 看護職員 | 22.4% |
| 訪問介護員 | 22.0% |
| サービス提供責任者 | 20.5% |
| 生活相談員 | 18.9% |
| 介護支援専門員(ケアマネジャー) | 7.8% |
| 全体 | 23.9% |
介護職員だけが飛び抜けています。
そしてケアマネジャーは7.8%。
介護職員の4分の1以下になります。
同じ建物で、同じ利用者さんを相手にしていても、担当する仕事が違えばここまで差が出ます。
言い換えると、介護を辞めなくても腰の負担は下げられるということでもあります。
施設のタイプでも腰の使い方は変わる
私が経験したのは、デイサービスと老健と訪問です。
その中でいちばん体を使ったのは、やはり老健でした。
介護度が重めの人が一定数いるので、移乗も入浴も毎日続きます。
特養は経験していませんが、老健と同じか、もっと重い人が多い可能性が高いと思っています。
逆にデイサービスは、比較的自分で動ける人が来ます。
入浴介助もその分だけ楽ですし、移乗が毎日の日課という感じにはなりません。
| 施設のタイプ | 腰への負担 | 理由 |
|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム | 大きい | 全介助の人が多く、移乗と入浴が毎日続く |
| 介護老人保健施設(老健) | 大きい | 介護度が重めの人が一定数いる |
| サ高住・住宅型有料・グループホーム | 中くらい | 自立度が高い分、見守りと生活支援が中心になる |
| デイサービス | 比較的小さい | 動ける人が多く、移乗が毎日の日課にならない |
| 訪問介護 | 担当による | 身体介護か生活援助かで別物になる |
これは感覚だけの話ではありません。
令和5年度の同じ調査でも、「身体的負担が大きい(腰痛や体力に不安がある)」と答えた人は施設系(入所型)で45.6%、居住系で38.0%と差が出ていました。
特養がなぜここまできついのかは、コチラの記事で構造の面からまとめています。


訪問は「身体介護」か「生活援助」かで別物になる
訪問介護は、ひとくくりにできない働き方です。
本当に、担当する人によります。
大変な人の担当になれば、施設と変わらないくらい移乗をすることになります。
【実際にあるケース】デイサービスへの送り出しのために、実質移乗をしに行くような訪問もあります。
一方で、生活援助が中心の担当なら、腰の負担は全然違います。
掃除、洗濯、買い物、調理が中心になるからです。
- 身体介護と生活援助の件数は、だいたいどのくらいの割合か
- 移乗が必要な利用者さんを、何件担当することになるか
- 担当は固定なのか、日によって変わるのか
訪問を考えるなら、この3つは入る前に聞いておきたいところです。
……とはいえ、面接でここまで踏み込んで聞くのは、それなりに勇気が要りますよね。
そういうときこそ、間に人を挟んでしまったほうが楽です。
ケアマネになった人は「腰のことは考えなくていい」と言っていた
私のまわりでも、介護士からケアマネや相談員へ移った人はそれなりにいます。
いちばん多かったのは、ケアマネへ移るルートでした。
移ったあとに話を聞くと、「もう腰は全く使わない」「腰のことを考えなくていいのが本当に楽」と言っていました。
さきほどの7.8%という数字と、現場の実感がぴったり合っています。
ただ、いいことばかり書くのはフェアではないので、条件も正直に書いておきます。
- ケアマネの試験は、介護福祉士などの資格に基づく業務か相談援助業務に通算5年以上かつ900日以上従事していることが受験の条件
- 令和7年度の試験は、受験者50,601人に対し合格者12,961人(合格率25.6%)
- 合格後も実務研修があるので、明日から移れる道ではない
- 生活相談員は必要な資格の扱いが自治体によって違うため、住んでいる地域で確認が必要
だから、腰を今すぐ軽くしたいなら、まず施設のタイプを変えるほうが早いです。
そのうえで、数年かけて腰を使わない職種を目指す。
この2つは、どちらかを選ぶ話ではありません。
- 今すぐできること=施設のタイプを変える
- 数年かけてできること=ケアマネ・相談員を目指す
問題は、入浴介助がどれくらいあるか、移乗がどれくらいの頻度かといったことが、求人票を見てもわからないことです。
見学に行っても、判断はなかなかつきません。
私は見学を受け入れる側にもいましたが、案内するのは当然ながら落ち着いた時間帯です。バタバタの入浴タイムを見せる施設は、まずありません。
だとすると、事業所の中を知っている人に先に聞いてしまうほうが早いです。
介護専門のレバウェル介護のような相談先なら、腰の事情を伝えたうえで条件を絞って探せます。
今すぐ辞める話ではなく、どんな職場があるのかを眺めるだけでも構いません。
- 診断名と、避けたい動作(反らす・深く曲げる・ひねる)
- 入浴介助と移乗を、どこまで外したいか
- 連絡の取り方の希望(電話が苦手なら先に伝えておく)
\ 腰の事情を伝えて条件を絞って探す /
施設のタイプごとの違いは、コチラの記事でも夜勤の切り口から比べています。


介護を辞めて外に出る道はどこまで現実的か
ここまで、介護の中で移る話を書いてきました。
でも、介護そのものがもう無理だと感じている人もいると思います。



この歳で介護を辞めて、他に何ができるんでしょうか。



道が無いわけではありません。ただ正直に言うと、40代・50代からの異業種はかなり大変です。


40代・50代の異業種転職は思っているより厳しい
ここは、包み隠さず書きます。
40代・50代に特化した転職サービスは、多くありません。
20代・30代向けほどの選択肢がないのが、実際のところです。
- ハローワーク(地域の求人はここに集まりやすい)
- 職業訓練で、事務やパソコンの基礎を学び直す
- 前の職場や、知り合いのつながり
外へ出るなら、この3つが主戦場になります。
それと、もう一つ気をつけたいことがあります。
「体を使わない仕事=事務」と考える人が多いのですが、事務は応募が集中しますし、給料が下がることも多いです。
- 未経験の職種では、年齢が理由で書類が通らないことがある
- 受かっても、収入が下がった状態から積み上げ直しになる
外を目標にするなら、ここは覚悟しておいたほうがいいところです。
それでも外を見るなら介護の知識が効くところから
外へ出ると言っても、いきなり全く関係ない業界へ行く必要はありません。
資格と経験がそのまま通用する場所が、現場のすぐ隣にあります。
- 生活相談員(サ高住・住宅型有料・デイなど)
- 介護事務・請求業務
- 介護施設の送迎ドライバー
- 福祉用具の相談員
- 介護ソフトや介護用品を扱う会社のサポート・営業
- 地域包括支援センターや社会福祉協議会、障害福祉の分野
ただし、ここも正直に書いておきます。
「相談員なら体を使わない」と紹介されがちですが、小さい事業所ほど、相談員でも現場に入ります。
送迎ドライバーも、乗り降りの介助まで受け持つかどうかで負担がまるで違います。
- 福祉用具の相談員も、用具そのものを運ぶ場面がある
- 職種名だけで「体を使わない」と決めない
だから、職種名ではなく1日の中で腰を使う場面が何回あるかで見てください。
介護の知識が使える場所でやり直すのがいちばん現実的
ここまで並べたうえで、いちばん現実的なのはどれかという話をします。
他の業種へ出ると、あなたは「未経験の40代・50代」として見られます。
でも介護の中でなら、経験も資格もそのまま通用します。
介護の職歴を「介護しかしてこなかった」と書く人は多いのですが、続けた年数そのものが評価される場面は、思っているより多いです。
同じやり直すなら、これまでの知識が使える場所でやり直すほうが、条件も落ちにくくなります。
そのうえで、勉強を頑張れそうならケアマネを目指す。
この2段構えが、いちばん無理のない進み方だと思います。
- まず体の負担が少ない施設へ移って働き続ける
- そのうえで勉強を頑張れそうならケアマネを目指す
- 異業種はこの2つが難しかったときの選択肢として持っておく
実際に介護を離れた人がそのあとどう感じたのかは、コチラの記事にまとめています。


介護職と脊柱管狭窄症についてよくある質問
検索でよく出てくる疑問にも、働き方の面から答えておきます。
脊柱管狭窄症でやってはいけない仕事はありますか?
一律に決まっているわけではなく、症状の出方によります。
介護の中でいえば、腰を反らす・深く曲げる・ひねる動作が続く入浴介助や移乗、ベッド上のオムツ交換が負担になりやすい業務です。避けるべき動作は主治医に確認してください。
腰部脊柱管狭窄症は障害者何級になりますか?
病名だけで等級が決まる仕組みではありません。
身体障害者手帳と障害年金は別の制度で、判断の基準も窓口も違います。手帳は市区町村の福祉窓口、障害年金は年金事務所で確認してください。
コルセットをしていれば今の仕事を続けられますか?
装具を使うかどうかは、主治医の判断になります。
ただ、コルセットは職場の配慮の代わりにはなりません。装具でしのいでいる状態が続いているなら、業務そのものを見直す時期だと思います。
診断書は職場に出したほうがいいですか?
出したほうが、業務を変えてもらいやすくなります。
口頭で「腰が痛い」と伝えるより、紙があるほうが職場は動けるからです。出しても何も変わらないなら、その事実自体が判断材料になります。
手術をすれば元通りに介護を続けられますか?
これは医療の判断なので、この記事では答えられません。主治医に確認してください。
そのうえで、術後にどんな業務ならできるのかは、職場と相談していく話になります。
まとめ:我慢して続けることだけが続けることではありません
脊柱管狭窄症と言われたあと、多くの人が「辞めるか、我慢するか」の2択で考えてしまいます。
でも実際には、その間にいくつも段階があるんです。
腰が持たなくなったのは、あなたの努力が足りなかったからではありません。
一人で抱え上げる介助を、そもそも国の指針が想定していないくらいなんですから。
そして、今の職場で気を遣われながら小さくなって働き続けるのも、違うと思います。
これまでの介護の知識は、どこへ行ってもあなたのものです。
それを持ったまま、体の負担が少ない場所でやり直せばいいだけです。
今すぐ辞める必要は、まったくありません。
どんな職場があるのかを見てみるところから始めれば、この先の10年の働き方が変わります。
\ 腰を使わない働き方を完全無料で相談 /
どこに相談するか迷ったときは、コチラの記事で介護向けの転職サービス6社を比べています。











