<悩める人>夜勤は1人で9人。何かあったら全部私の責任で⋯。グループホームがきつくて、もう辞めたいです。



その重さ、よく分かります。デイの管理職としてグループホーム出身の方を何人も受け入れてきましたが、皆さん最初は同じ表情をしていました。
夜勤明けの布団の中で「グループホーム きつい」と検索してしまうのは、あなたが弱いからではありません。
この記事では、グループホームのきつさの正体と「辞めていい職場の見分け方」を、元リハビリ職で現在はデイサービスの管理職(介護職を採用する側)として解説します。
結論から言うと、グループホームのきつさは「少人数固定」という構造の問題です。構造を緩和する仕組みがない職場なら、辞めるのは逃げではなく合理的な判断と言えます。
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 公開 求人数 | 約150,000件以上 | 約29,000件 | 約96,593件 | 約29,000件 | 約35,000件 | 非公開 |
| 対応職種 | 介護士 / ヘルパー / ケアマネ / 他 | 介護士 / ヘルパー / ケアマネ / 他 | 介護士 / ヘルパー / ケアマネ / 他 | 介護士 / ヘルパー / ケアマネ / 他 | 介護 / 医療 / 福祉 / 保育(50職種以上) | 介護士 / ヘルパー / ケアマネ |
| LINE 対応 | 対応 | 要確認 | 対応 | 要確認 | 対応 | 対応 |
| スカウト 機能 | あり | なし | なし | あり | あり | あり |
| サポートの手厚さ | かなり手厚い | かなり手厚い | 手厚い | 手厚い | かなり手厚い | 手厚い |
| 地方の 求人 | 充実 | 充実 | やや都市部寄り | かなり充実 | やや少なめ | やや少なめ |
| こんな人向け | 求人数で選びたい人 サポートも重視したい人 | 単発・スポット希望 Wワーク・育児中の人 | 大手の安心感重視 初めての転職の人 | 地方在住 老舗の実績を信頼したい人 | 多職種からも探したい人 スカウト活用したい人 | しつこい連絡が嫌な人 職場環境を事前に知りたい人 |
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グループホームの仕事がきついと言われる5つの理由


グループホームのきつさは、次の5つに整理できます。どれも個人の頑張りで解決できる種類のものではありません。
- 夜勤ワンオペの責任
1人で5〜9人の利用者さんを朝まで見る。仮眠が取れない日も多く、転倒や急変があれば判断も対応も自分1人です。 - 人間関係に逃げ場がない
1ユニットの職員は数人だけ。苦手な先輩とも、いずれ2人きりの勤務が回ってきます。 - 調理・掃除まで全部盛りの業務
介護に加えて、毎日の食事作り・掃除・買い物・記録。家事が得意でない人には介護以上の負担になります。 - 認知症ケアの精神的負担
帰宅願望・暴言・夜間の徘徊。入居者全員が認知症という環境は、他の施設形態にはない緊張感があります。 - 業務量のわりに給料が低い
ここまでの仕事をこなしても、給与水準は介護施設の中で低いグループに入ります。
給料については、厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査」に、サービス種類別の平均給与額が出ています。介護職員等処遇改善加算を取得している事業所の、常勤・月給の介護職員を対象にしたデータです。
介護職員(月給・常勤)の平均給与額は、介護老人福祉施設(特養)が361,860円に対し、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は302,010円(令和6年9月時点・手当や一時金を含む)
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」
特養との差は月およそ6万円。夜勤をワンオペでこなし、調理までやってこの差です。きついと感じるのは、感覚ではなく数字の裏付けがある話と言えます。



やっぱり気のせいじゃなかったんだ⋯。でも、どうしてグループホームだけこんなにきついんですか?
きつさの正体は「少人数固定」の構造にある


5つの理由の根っこは、すべて同じところにあります。1ユニット5〜9人・職員は固定メンバー・夜勤はワンオペという、少人数固定の構造です。
公的な基準を見ても、これは制度上の特徴です。厚生労働省令の地域密着型サービス基準では、認知症対応型共同生活介護の共同生活住居について、入居定員を5人以上9人以下とし、日中は利用者3人(端数を含む)ごとに介護従業者1人以上、夜間・深夜も時間帯を通じて1人以上の介護従業者を配置する基準になっています。
つまり、「1ユニット5〜9人を少人数で見守る」形は、職場ごとの雰囲気ではなく制度上の前提です。利用者さんにとっては家庭的な環境を作りやすい一方で、働く側には責任の重さや逃げ場の少なさとして表れます。
グループホームは、なじみの関係の中で認知症の方が暮らすための施設です。この理念は利用者さんにとって素晴らしいものですが、働く側から見ると「メンバーも環境も固定で、逃げ場がない」ことを意味します。
特養なら異動で解決することが、グループホームでは解決しない
大規模な施設には、フロア替え・チーム替えという調整弁があります。苦手な職員と合わなければ配置を変える、対応が難しい利用者さんは担当を替える、という逃がし方ができます。
グループホームには、この調整弁がありません。ユニットがあなたの世界の全てです。苦手な先輩とも、相性の合わない利用者さんとも、毎日同じリビングで顔を合わせ続けることになります。
私はデイサービスの管理職として、グループホームから転職してきた職員を何人も受け入れてきました。辞めた理由を聞くと、ほぼ例外なく出てくるのは特定の誰かへの不満ではなく、この逃げ場のなさでした。
努力で変わる部分と、構造的に変わらない部分
誤解のないように言うと、グループホームのきつさにも2種類あります。
- 職場の工夫で緩和できる:夜勤の応援体制(オンコール)、系列施設への異動、調理の負担軽減(配食の活用)
- 制度上どうにもならない:少人数ユニット・職員固定・入居者全員が認知症という前提そのもの
つまり、緩和できる部分すら放置している職場かどうかが、続けるか辞めるかの分かれ目になります。次の章で具体的に見分けていきましょう。



私が弱いんじゃなくて、仕組みの問題だったんですね。



そのとおりです。だからこそ、職場が構造のきつさをどう扱っているかで判断しましょう。
辞めていいグループホームの見分け方


辞めていいかどうかは、構造のきつさを緩和する仕組みが職場にあるかで判断できます。気持ちではなく、仕組みの有無を見てください。
次の項目に当てはまるほど、その職場は構造のきつさを職員の我慢で埋めています。
- 夜勤の応援体制がない(急変時に駆けつける2人目・オンコールが決まっていない)
- ユニット間・系列施設への異動制度がない(人間関係が詰んでも動かせない)
- 管理者が現場に入らない・現場を知らない
- 対応が難しい利用者さんのケアを、カンファレンスで見直せない(担当者の根性論で終わる)
- 前任者が立て続けに短期間で辞めている
3つ以上当てはまるなら、構造を緩和する気がない職場です。あなたが何年我慢しても、きつさの総量は変わりません。
辞める前に試す価値があるのは2つだけ
よく見かける「運動でストレス解消」「考え方を変える」といった対処法は、構造の問題には効きません。試す価値があるのは次の2つです。
- 管理者への具体案つき相談
「きついです」ではなく「夜勤のオンコール体制を作ってほしい」のように、仕組みの提案として伝えます。 - ユニット・系列施設への異動打診
同じ法人がデイや特養を運営しているなら、異動だけで構造ごと変えられる可能性があります。
この2つを試して動かない職場なら、もう職場の中に答えはありません。外に目を向ける段階です。
グループホーム経験者は転職市場で評価される?


採用面接をする側の立場から言うと、グループホーム出身者は欲しい人材の上位にいます。辞めたら次がない、という心配はほとんど不要です。
採用側がグループホーム出身者を採りたい3つの理由
私自身、デイサービスの採用面接でグループホーム経験者の履歴書を見ると、まず次の3点を期待します。
- 認知症ケアの観察力
表情や歩き方の変化からBPSD(行動・心理症状)の予兆を拾える。これは座学では身につきません。 - 生活援助の総合力
調理・掃除込みで生活全体を支えてきた経験は、生活リハビリの視点そのものです。 - ワンオペで身についた判断力
夜勤を1人で回してきた人は、優先順位の付け方と緊急時の落ち着きが違います。
面接ではこう伝えてみてください。
【例文】
「9人の利用者さまの夜間対応を1人で担当し、状態変化の観察と優先順位の判断を任されてきました」
きつかった経験が、そのまま強みの証明になります。
転職先別にきつさはどう変わる?
グループホームのきつさは形態特有なので、移る先によって働き方は大きく変わります。
| 転職先 | 夜勤 | 家事業務 | グループホームとの違い |
|---|---|---|---|
| デイサービス | なし | ほぼなし | 日勤のみ・日曜休みが多い。生活リズムが整う |
| 特養・老健 | あり(2人以上の体制が多い) | なし(分業) | 介護に専念できる。給与水準も高め |
| 訪問介護 | 原則なし | あり(援助として) | 1対1で人間関係がリセットされる |
| 別のグループホーム | あり(ワンオペ) | あり | 構造は同じ。応援体制と異動制度の確認が必須 |
いきなり転職するのが不安なら、単発バイトで他の施設形態を体験してから決める方法もあります。


介護そのものが向いていない、と決めるのはまだ早い
グループホームしか知らないまま「介護に向いていない」と結論を出すのは、もったいない判断です。
夜勤のない介護、家事のない介護、1対1の介護。形態が変われば、仕事は別物になります。介護を辞めるかどうかは、形態を変えてみてから考えても遅くありません。
辞めると決めたら先に次を決めるのが鉄則


順番はひとつです。先に次の見通しを立ててから、退職を切り出す。これが引き止め対策にも、収入の空白を作らないためにも一番強い形です。
求人を眺めるだけでも、自分の条件が妥当か分かります。エージェントに夜勤体制や家事業務の有無を確認してもらうと、グループホームで懲りた条件を確実に避けられます。
就業規則を確認し、1〜2ヶ月前を目安に直属の上司へ。シフトが確定する前のタイミングだと、職場への影響も最小限にできます。
利用者さんの情報を書面でまとめて引き継げば、円満に区切りがつきます。残った有給はこの段階で計画的に消化してください。
エージェント選びで迷ったら、介護職向けの主要6社を比較した記事があるので参考にしてください。


人手不足で辞めたいと言い出せないときは?


「人がいないから辞めないで」という引き止めに、あなたが応える法的な義務はありません。
管理職の立場から正直に言うと、人員配置は管理者と運営法人が解決すべき仕事です。職員1人の退職で回らなくなる体制を作ったのは職場側であって、あなたの責任ではありません。
法律上も、期間の定めのない雇用なら退職の申し出から2週間で辞められることは、e-Gov法令検索の民法第627条で確認できます。就業規則の「1〜2ヶ月前まで」は、あくまで円満退職のための目安です。
どうしても言い出せないなら、退職代行という手段もある
引き止めが強い職場や、管理者と顔を合わせるだけで動悸がするような状態なら、退職代行で職場と直接やり取りせずに辞める方法があります。



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グループホームを辞めたい人のよくある質問
辞めるか迷っている方から、よく寄せられる質問にお答えします。
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まとめ
グループホームがきついのは、あなたのせいではなく「少人数固定」という構造のせいです。
本記事では、きつさの正体と辞めていい職場の見分け方、グループホーム経験者の市場価値までお伝えしました。判断の軸は、構造のきつさを緩和する仕組みが職場にあるかどうかです。



あなたが積み上げてきた経験は、場所を変えても消えません。失うものより、持っているものの方がずっと多いですよ!












