グループホームがきつい・辞めたいのは構造のせい|見分け方5項目

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グループホームがきついと感じる介護職に向けて辞めたいのは構造のせいと伝えるアイキャッチ画像
<悩める人>

夜勤は1人で9人。何かあったら全部私の責任で⋯。グループホームがきつくて、もう辞めたいです。

<ぜおん>

その重さ、よく分かります。デイの管理職としてグループホーム出身の方を何人も受け入れてきましたが、皆さん最初は同じ表情をしていました。

夜勤明けの布団の中で「グループホーム きつい」と検索してしまうのは、あなたが弱いからではありません。

この記事では、グループホームのきつさの正体と「辞めていい職場の見分け方」を、元リハビリ職で現在はデイサービスの管理職(介護職を採用する側)として解説します。

結論から言うと、グループホームのきつさは「少人数固定」という構造の問題です。構造を緩和する仕組みがない職場なら、辞めるのは逃げではなく合理的な判断と言えます。

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公開
求人数
約150,000件以上約29,000件約96,593件約29,000件約35,000件非公開
対応職種介護士 / ヘルパー / ケアマネ / 他介護士 / ヘルパー / ケアマネ / 他介護士 / ヘルパー / ケアマネ / 他介護士 / ヘルパー / ケアマネ / 他介護 / 医療 / 福祉 / 保育(50職種以上)介護士 / ヘルパー / ケアマネ
LINE
対応
対応要確認対応要確認対応対応
スカウト
機能
ありなしなしありありあり
サポートの手厚さかなり手厚いかなり手厚い手厚い手厚いかなり手厚い手厚い
地方の
求人
充実充実やや都市部寄りかなり充実やや少なめやや少なめ
こんな人向け求人数で選びたい人
サポートも重視したい人
単発・スポット希望
Wワーク・育児中の人
大手の安心感重視
初めての転職の人
地方在住
老舗の実績を信頼したい人
多職種からも探したい人
スカウト活用したい人
しつこい連絡が嫌な人
職場環境を事前に知りたい人
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目次

グループホームの仕事がきついと言われる5つの理由

グループホームの仕事がきつい5つの理由を夜勤ワンオペや人間関係や家事込み業務で整理した図解

グループホームのきつさは、次の5つに整理できます。どれも個人の頑張りで解決できる種類のものではありません。

  • 夜勤ワンオペの責任
    1人で5〜9人の利用者さんを朝まで見る。仮眠が取れない日も多く、転倒や急変があれば判断も対応も自分1人です。
  • 人間関係に逃げ場がない
    1ユニットの職員は数人だけ。苦手な先輩とも、いずれ2人きりの勤務が回ってきます。
  • 調理・掃除まで全部盛りの業務
    介護に加えて、毎日の食事作り・掃除・買い物・記録。家事が得意でない人には介護以上の負担になります。
  • 認知症ケアの精神的負担
    帰宅願望・暴言・夜間の徘徊。入居者全員が認知症という環境は、他の施設形態にはない緊張感があります。
  • 業務量のわりに給料が低い
    ここまでの仕事をこなしても、給与水準は介護施設の中で低いグループに入ります。

給料については、厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査」に、サービス種類別の平均給与額が出ています。介護職員等処遇改善加算を取得している事業所の、常勤・月給の介護職員を対象にしたデータです。

介護職員(月給・常勤)の平均給与額は、介護老人福祉施設(特養)が361,860円に対し、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は302,010円(令和6年9月時点・手当や一時金を含む)

厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」

特養との差は月およそ6万円。夜勤をワンオペでこなし、調理までやってこの差です。きついと感じるのは、感覚ではなく数字の裏付けがある話と言えます。

<悩める人>

やっぱり気のせいじゃなかったんだ⋯。でも、どうしてグループホームだけこんなにきついんですか?

きつさの正体は「少人数固定」の構造にある

グループホームの少人数固定構造と特養や老健の調整弁を比較した図解

5つの理由の根っこは、すべて同じところにあります。1ユニット5〜9人・職員は固定メンバー・夜勤はワンオペという、少人数固定の構造です。

公的な基準を見ても、これは制度上の特徴です。厚生労働省令の地域密着型サービス基準では、認知症対応型共同生活介護の共同生活住居について、入居定員を5人以上9人以下とし、日中は利用者3人(端数を含む)ごとに介護従業者1人以上、夜間・深夜も時間帯を通じて1人以上の介護従業者を配置する基準になっています。

つまり、「1ユニット5〜9人を少人数で見守る」形は、職場ごとの雰囲気ではなく制度上の前提です。利用者さんにとっては家庭的な環境を作りやすい一方で、働く側には責任の重さや逃げ場の少なさとして表れます。

グループホームは、なじみの関係の中で認知症の方が暮らすための施設です。この理念は利用者さんにとって素晴らしいものですが、働く側から見ると「メンバーも環境も固定で、逃げ場がない」ことを意味します。

特養なら異動で解決することが、グループホームでは解決しない

大規模な施設には、フロア替え・チーム替えという調整弁があります。苦手な職員と合わなければ配置を変える、対応が難しい利用者さんは担当を替える、という逃がし方ができます。

グループホームには、この調整弁がありません。ユニットがあなたの世界の全てです。苦手な先輩とも、相性の合わない利用者さんとも、毎日同じリビングで顔を合わせ続けることになります。

私はデイサービスの管理職として、グループホームから転職してきた職員を何人も受け入れてきました。辞めた理由を聞くと、ほぼ例外なく出てくるのは特定の誰かへの不満ではなく、この逃げ場のなさでした。

努力で変わる部分と、構造的に変わらない部分

誤解のないように言うと、グループホームのきつさにも2種類あります。

  • 職場の工夫で緩和できる:夜勤の応援体制(オンコール)、系列施設への異動、調理の負担軽減(配食の活用)
  • 制度上どうにもならない:少人数ユニット・職員固定・入居者全員が認知症という前提そのもの

つまり、緩和できる部分すら放置している職場かどうかが、続けるか辞めるかの分かれ目になります。次の章で具体的に見分けていきましょう。

<悩める人>

私が弱いんじゃなくて、仕組みの問題だったんですね。

<ぜおん>

そのとおりです。だからこそ、職場が構造のきつさをどう扱っているかで判断しましょう。

辞めていいグループホームの見分け方

辞めていいグループホームか判断するための応援体制や異動制度など5項目のチェックリスト図解

辞めていいかどうかは、構造のきつさを緩和する仕組みが職場にあるかで判断できます。気持ちではなく、仕組みの有無を見てください。

次の項目に当てはまるほど、その職場は構造のきつさを職員の我慢で埋めています。

  • 夜勤の応援体制がない(急変時に駆けつける2人目・オンコールが決まっていない)
  • ユニット間・系列施設への異動制度がない(人間関係が詰んでも動かせない)
  • 管理者が現場に入らない・現場を知らない
  • 対応が難しい利用者さんのケアを、カンファレンスで見直せない(担当者の根性論で終わる)
  • 前任者が立て続けに短期間で辞めている

3つ以上当てはまるなら、構造を緩和する気がない職場です。あなたが何年我慢しても、きつさの総量は変わりません。

辞める前に試す価値があるのは2つだけ

よく見かける「運動でストレス解消」「考え方を変える」といった対処法は、構造の問題には効きません。試す価値があるのは次の2つです。

  1. 管理者への具体案つき相談
    「きついです」ではなく「夜勤のオンコール体制を作ってほしい」のように、仕組みの提案として伝えます。
  2. ユニット・系列施設への異動打診
    同じ法人がデイや特養を運営しているなら、異動だけで構造ごと変えられる可能性があります。

この2つを試して動かない職場なら、もう職場の中に答えはありません。外に目を向ける段階です。

グループホーム経験者は転職市場で評価される?

グループホーム経験が認知症ケアの観察力や生活援助の総合力やワンオペ判断力として評価される図解

採用面接をする側の立場から言うと、グループホーム出身者は欲しい人材の上位にいます。辞めたら次がない、という心配はほとんど不要です。

採用側がグループホーム出身者を採りたい3つの理由

私自身、デイサービスの採用面接でグループホーム経験者の履歴書を見ると、まず次の3点を期待します。

  • 認知症ケアの観察力
    表情や歩き方の変化からBPSD(行動・心理症状)の予兆を拾える。これは座学では身につきません。
  • 生活援助の総合力
    調理・掃除込みで生活全体を支えてきた経験は、生活リハビリの視点そのものです。
  • ワンオペで身についた判断力
    夜勤を1人で回してきた人は、優先順位の付け方と緊急時の落ち着きが違います。

面接ではこう伝えてみてください。

【例文】

「9人の利用者さまの夜間対応を1人で担当し、状態変化の観察と優先順位の判断を任されてきました」

きつかった経験が、そのまま強みの証明になります。

転職先別にきつさはどう変わる?

グループホームのきつさは形態特有なので、移る先によって働き方は大きく変わります。

転職先夜勤家事業務グループホームとの違い
デイサービスなしほぼなし日勤のみ・日曜休みが多い。生活リズムが整う
特養・老健あり(2人以上の体制が多い)なし(分業)介護に専念できる。給与水準も高め
訪問介護原則なしあり(援助として)1対1で人間関係がリセットされる
別のグループホームあり(ワンオペ)あり構造は同じ。応援体制と異動制度の確認が必須

いきなり転職するのが不安なら、単発バイトで他の施設形態を体験してから決める方法もあります。

介護そのものが向いていない、と決めるのはまだ早い

グループホームしか知らないまま「介護に向いていない」と結論を出すのは、もったいない判断です。

夜勤のない介護、家事のない介護、1対1の介護。形態が変われば、仕事は別物になります。介護を辞めるかどうかは、形態を変えてみてから考えても遅くありません。

辞めると決めたら先に次を決めるのが鉄則

グループホームを辞める前に在職中の情報収集から見通しを立て退職を伝える順番を示した図解

順番はひとつです。先に次の見通しを立ててから、退職を切り出す。これが引き止め対策にも、収入の空白を作らないためにも一番強い形です。

STEP
在職中に情報収集する

求人を眺めるだけでも、自分の条件が妥当か分かります。エージェントに夜勤体制や家事業務の有無を確認してもらうと、グループホームで懲りた条件を確実に避けられます。

STEP
見通しが立ってから退職を伝える

就業規則を確認し、1〜2ヶ月前を目安に直属の上司へ。シフトが確定する前のタイミングだと、職場への影響も最小限にできます。

STEP
引き継ぎと有給消化

利用者さんの情報を書面でまとめて引き継げば、円満に区切りがつきます。残った有給はこの段階で計画的に消化してください。

エージェント選びで迷ったら、介護職向けの主要6社を比較した記事があるので参考にしてください。

人手不足で辞めたいと言い出せないときは?

人手不足でグループホームを辞めたいと言い出せない時に職場側の責任と自分の権利を分けて考える図解

「人がいないから辞めないで」という引き止めに、あなたが応える法的な義務はありません。

管理職の立場から正直に言うと、人員配置は管理者と運営法人が解決すべき仕事です。職員1人の退職で回らなくなる体制を作ったのは職場側であって、あなたの責任ではありません。

法律上も、期間の定めのない雇用なら退職の申し出から2週間で辞められることは、e-Gov法令検索の民法第627条で確認できます。就業規則の「1〜2ヶ月前まで」は、あくまで円満退職のための目安です。

どうしても言い出せないなら、退職代行という手段もある

引き止めが強い職場や、管理者と顔を合わせるだけで動悸がするような状態なら、退職代行で職場と直接やり取りせずに辞める方法があります。

<ぜおん>

言い出せないまま何ヶ月も消耗する人を見てきました。弁護士運営なら、未払い残業代や有給消化の交渉まで任せられますよ。

弁護士法人ガイア法律事務所の退職代行は、LINEかメールで無料相談できます。「本当に辞められるのか」を聞いてみるだけでも、気持ちはかなり軽くなります。

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グループホームを辞めたい人のよくある質問

辞めるか迷っている方から、よく寄せられる質問にお答えします。

退職は何ヶ月前に伝えればいいですか?

法律上は2週間前で退職できますが、円満に辞めるなら就業規則どおり1〜2ヶ月前が目安です。シフトが確定する前に伝えると、調整の負担が減り話がこじれにくくなります。具体的な手順は消耗しない辞め方の順番を参考にしてください。

入職1年未満ですが、辞めても次はありますか?

あります。介護業界は経験者の採用ニーズが高く、短期離職1回が致命傷になることはまずありません。面接では「グループホームの構造が合わなかったので、夜勤体制のある施設を選びました」のように、理由を構造で説明できれば十分通用します。伝え方の例文は採用側が採りたい3つの理由に載せています。

グループホームの経験は他の施設で通用しますか?

通用します。認知症ケアの観察力・生活援助の総合力・夜勤ワンオペで培った判断力は、デイ・特養・訪問のどこでも評価される土台です。詳しくはグループホーム経験者の市場価値の章を参考にしてください。

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まとめ

グループホームがきついのは、あなたのせいではなく「少人数固定」という構造のせいです。

本記事では、きつさの正体と辞めていい職場の見分け方、グループホーム経験者の市場価値までお伝えしました。判断の軸は、構造のきつさを緩和する仕組みが職場にあるかどうかです。

<ぜおん>

あなたが積み上げてきた経験は、場所を変えても消えません。失うものより、持っているものの方がずっと多いですよ!

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