「今週末も勉強会か…正直、休みたい」
そんなふうに思っていませんか?
平日は激務、土日は研修。これじゃあ体が持ちませんよね。
でも、ぶっちゃけ言わせてください。
「その勉強会、本当に今のあなたに必要ですか?」
この記事では、勉強会疲れに悩む人に向けて、
- 罪悪感なく休むためのマインドセット
- 角が立たない上手な断り方
これらを本音でお伝えします。
PTの「勉強会疲れ」は当たり前!あなただけじゃない

週末くらい、家でゆっくり寝ていたい気持ちにムチを打って、
「でも、みんな行ってるし…」と無理して勉強会に参加してませんか?
これはあなたが怠け者なわけじゃないので、安心してください。
ここでは、PT業界のちょっとおかしな常識について、本音で語ります。
PT業界の「常識」は世間の「非常識」
冷静に考えてみてほしいのですが、貴重な休日を一日つぶして、しかも安くない参加費を自腹で払う。
これって、一般企業に勤めてる友達に話したら「えっ?」って引かれませんか?
普通の会社なら、業務に必要な研修は「仕事」です。休日出勤手当が出るか、代休がもらえるのが当たり前で、費用だって会社持ちですよね。
でも、PT業界だと「自己研鑽」という魔法の言葉で片付けられがち。
「自分のためになるから」と言い聞かせてるけど、正直お財布もキツイですよね。
この感覚、そろそろ「おかしい」って気づいてもいい頃かもしれません。
「勉強熱心=正義」という同調圧力の正体
職場によっては「勉強会に行くのが当たり前」という風潮があります。
そんな職場に勤めていると、行かないと「やる気がない」って思われそうで怖いですよね。
先輩や上司が勉強熱心だと、余計に断りづらく、「患者さんのために」という正論を突きつけられると、何も言えなくなっちゃいます。
もちろん、やる気のある人にとってはいい環境かもしれませんが、全員が同じマインドではないのに、それを当然としてくる職場は実際にあるんです。
勉強はもちろん大事ですが、プライベートを犠牲にしてまでやることなんでしょうか?
ここに私は疑問を感じています。
実際に使う知識じゃないとインプットしても意味はない!
自分が学びたい分野であれば、自然と学びたくなると思います。
しかし、本来学びたいと思っていること以外の勉強会にも参加せざるを得ない状況もあります。
ただ、これって意味あるのでしょうか?
医療系は「学ぶこと」に重きを置いてる職場が多い気がしますが、そうではなく、「実践で患者さんに使える知識」を学ばないと、すぐに忘れるため、勉強会に参加しても意味のない時間になってしまいます。
「エビングハウスの忘却曲線」という言葉をご存知でしょうか?

このように、人は聞いた20分後から半分近くのことは忘れてしまうという研究結果も出ています。
なぜこんなに疲れるのか?勉強会の「3つの闇」を言語化してみる

ここからは、PTとして13年間勤めてきた視点から、「なぜこんなに疲れるのか」を本音全開で言語化してみます。
中身スカスカ?「行くだけで満足」な勉強会の罠
そもそも、「参加すること」自体が目的になっていませんか?
高い参加費を払って、休日をつぶして行ったのに、内容は教科書の焼き直しレベル…なんてこと、ザラにありますよね。
「これ、家で本読んでるほうが早かったんじゃね?」
そんな虚無感に襲われた経験、一度や二度じゃないはずです。
講師が自分の自慢話を延々としているだけの時間
質疑応答も内輪ネタで盛り上がってるだけの空間
そんな中身スカスカの勉強会に座っていると、脳みそが「時間の無駄だ!」ってアラートを鳴らすんですよね。中身のない話を聞き続けるストレスは、想像以上に体力を奪います。
上司の機嫌取りになっていない?参加目的のすり替わり
本当は行きたくないけど、「先輩が行くから自分も行かなきゃ」っていう謎の同調圧力。勉強したいんじゃなくて、上司への「やる気アピール」のために参加している状態。
それってもはや、自己研鑽というより「接待」に近くないですか?
「あいつは勉強熱心だ」って思われたい。
「付き合いが悪いやつ」と思われたくない。
そんなふうに他人の顔色をうかがって参加する勉強会が、楽しいはずありません。
自分のための時間のはずが、気疲れするための時間になってしまっていることが「勉強会疲れ」の最大の正体かもしれません。
翌日の臨床ですぐに使えない知識ばかり増える虚無感
すごい理論や、超マニアックな手技。
学んでいる時は「へぇ〜すごい!」とは思うけど、ふと我に返る瞬間がありませんか?
「で、これ明日の担当患者さんに使えるの?」
現場で私たちが求めているのは、もっと泥臭くて、明日からすぐに使える実践的な技術なんですよね。
でも、勉強会で語られるのは「理想的な環境」での話ばかりで頭でっかちになるだけで、実際の臨床では手が動かない。
むしろ、学べば学ぶほど、「現場とのギャップ」に苦しむことになることだってあります。
「行かないとヤバい」は嘘。サボっても優秀なPTはいる

ここでは、あくまでも私の経験からくる個人的な意見を、本音ベースで語っていきます。
もしかしたら、イヤな気持ちになる人もいるかもしれませんが、13年間の経験と4回の転職をしてきたPTの意見として読んでいただけると嬉しいです。
勉強会に行きまくっているのに臨床が下手な人の特徴
「週末は毎週どこかの勉強会に行ってる」というアピールがすごい先輩ってあなたの職場にもいませんか?
でも、いざ臨床を見ると、
「患者さん、痛がってない?」
「まずコミュニケーションが取れてなくない?」
「上から目線で接して、患者さんから怖がられている気がする」
これ、私が2年目の新人時代に、当時の科長に対して思っていたことです。
こういう人は、いわゆる「ノウハウコレクター」になりがち。
知識や技術はあるのかもしれません。しかし、目の前の患者さんを見ていないんです。
大事なのは技術よりも、信頼だと思ってます。
大切なのは目的が先にあっての勉強会
PTの給料、悲しいけどそんなに高くないですよね。それなのに、数万円の講習会費と交通費を払って、貴重な休日まで潰す。
手当たり次第に参加しても、月曜日には内容の半分も覚えてない…なんてことになりがちですが、それではただの自己満足で終わってしまいます。
私が実際に会って、「この人は出来る」と思った先輩方は、本当に自分にとって必要な勉強会を精査していました。
順番が大事なんですよね。
これでは順番が逆で、実際に使う頃には多くの人が忘れてるはずです。
ではどうすれば良いのでしょうか?
この考え方であれば、すぐに実践できて記憶にも定着しやすくなります。
学ぶときには、順番を間違えないようにしましょう。
どうしても辛いなら「環境」を見直すサインかも

ここまで「上手なサボり方」をお話ししてきました。
でも、もし「サボる罪悪感で胃が痛い」とか、「断れる雰囲気じゃない」と悩んでいるなら。それはもう、あなたのせいじゃないかもしれません。
その職場環境そのものが合っていない可能性もあります。
勉強会強制の職場は、そもそもブラックかもしれない
正直に聞きますけど、その勉強会って残業代出てますか?
業務が終わったあとに、「新人は参加して当たり前」みたいな空気で拘束されるけど、給料には1円も反映されない。
これ、冷静に考えたらただの「タダ働き」ですよね。
PTの世界って、なぜか「自己研鑽」という言葉ですべて片付けられがちです。
でも、イヤイヤ参加させられる勉強会なんて、身にならないし時間の無駄。
プライベートを犠牲にするのが当たり前な職場は、普通にブラックだと思った方がいいです。
プライベートを大切にできる職場も意外と多い
「PTの職場なんて、どこもこんなもんでしょ?」
もしそう思っているなら、それは大きな誤解です。
世の中には、「勉強は個人の自由」と割り切っている病院や施設もたくさんあります。
- 定時になったらスパッと帰るのが当たり前
- 勉強会は業務時間内のみ
- 休日は完全に仕事オフ
最近では、このような医療系や施設系の職場も増えてきています。まぁこれって当たり前なんですけどね。
私の場合、新卒で入った病院で勉強会を強制されていたときは、イヤイヤ参加していたので、何も身になりませんでしたが、直近の職場では一切勉強会について強制されませんでした。
そうすると、不思議なことに、自分に必要なものが見えてきて、誰から言われなくても自然と学ぶようになったんです。
なので、職場環境というのは本当に大切だと実感しました。
「逃げる」のではなく「自分を守る」選択を
職場を変えることに対して、「逃げるみたいで嫌だ」って感じる人もいるかもしれませんが、心や体を壊してまで続ける仕事なんてありません。
合わない環境から離れるのは、「逃げ」じゃなくて「自分を守るための戦略」です。
いきなり転職活動!となるとハードルが高いですよね。
まずはスマホで求人サイトを眺めて、「今の職場以外にも居場所はあるんだ」って知るだけでも、ふっと心が軽くなる可能性があります。
まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
個人の意見も入っているため、共感だけでなく、怒りの感情を持った人もいるかもしれません。
結局のところ、私が一番伝えたかったのはコレです。
ただ勉強会に参加するなら意味がない!
自分の意思で必要な知識を学ぼう!
この業界は「自己研鑽」って言葉が好きすぎる印象があります。
もちろん、大事なことではありますが、それがストレスになって、自分を押し殺してるなら、それは間違いだとハッキリ言えます。
人はだれでも、興味あることについては学んだり、勉強するのはイヤではないはずです。
ただ、強制されることで、どんどん嫌いになっていってしまう。
ぜひ、楽しく学べる環境を探してみてください!












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