PTの残業時間が多いのは普通?ノルマ職場の危険サイン5つ

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PTの残業時間が多い?ノルマ職場の危険サイン5つ

「今日もカルテが終わらなくて帰れない」
「18単位を取れと言われるけど、記録時間はどこに入るの?」
「勉強会や症例発表まで残業扱いにならないのは普通なのかな」

PTとして働いていると、患者さんのために頑張りたい気持ちと、毎日帰れないしんどさの間で苦しくなることがありますよね。

この記事では、PTの残業時間が多い原因と、ノルマで帰れない職場の見分け方について解説します。

結論から言うと、PTの残業は「自分の要領が悪いから」と決めつける前に、残業時間・ノルマ運用・サービス残業の扱いを分けて見ることが大切です。

私は元理学療法士として、急性期・回復期・老健・訪問リハ・デイサービスを経験し、管理職として採用や面談にも関わってきました。

この記事では、現場の感覚だけでなく、厚生労働省の労働時間に関する情報も踏まえながら、今の職場をどう見ればいいか整理します。

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ありなしなしありありあり
サポートの手厚さかなり手厚いかなり手厚い手厚い手厚いかなり手厚い手厚い
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充実充実やや都市部寄りかなり充実やや少なめやや少なめ
こんな人向け求人数で選びたい人
サポートも重視したい人
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初めての転職の人
地方在住
老舗の実績を信頼したい人
多職種からも探したい人
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目次

PTの残業時間はどこから多い?まず危険度を分ける

PTの残業時間の危険度を確認するイラスト

最初に見るべきなのは、「なんとなく帰れない」ではなく、月にどれくらい残業しているかです。

労働基準法では、労働時間は原則として1日8時間・週40時間以内とされ、時間外労働には36協定などのルールがあります。

厚生労働省の「確かめよう労働条件」では、時間外労働の限度時間として月45時間・年360時間などが示されています。

月の残業時間見方確認したいこと
10時間未満日々少し残る程度記録や会議が勤務内に収まっているか
20時間前後定時後の記録が習慣化しやすい残業理由が特定できるか
45時間前後かなり重い状態36協定・残業代・健康面を確認
45時間超が続く職場運用の見直しが必要人員配置やノルマが現実的か
参照:厚生労働省「労働時間の基本的ルールを教えて下さい。」

もちろん、月10時間でも本人が疲弊しているなら軽い問題ではありません。

ただ、月45時間前後まで積み上がっているなら、個人の工夫だけで片づけるより、職場の仕組みとして見た方がいい段階です。

まずは1週間だけでいいので、治療・記録・会議・勉強会・係活動に使った時間を分けてメモしてみてください。

残業時間を分けて見ると、「治療が多い」のか「治療以外があふれている」のかが見えます。

PTの残業は、治療そのものより、記録・計画書・カンファ・委員会が後ろに押し出されて起きることが多いです。

単位数の考え方をもう少し深掘りしたい方は、リハビリ18単位がきつい理由もあわせて確認してください。

PTがノルマで帰れない理由は治療以外の仕事にある

PTの残業が増える流れを示すイラスト

PTの残業を考えるとき、「単位ノルマ」と「労働時間」は分けて整理した方が見えやすくなります。

たとえば1日18単位を求められると、個別療法だけで6時間分になります。

そこにカルテ、計画書、FIMや評価、カンファ準備、家族連絡、委員会が重なると、8時間勤務に収まりにくくなります。

残業の原因現場で起きやすいこと危険サイン
単位数18単位前後を毎日求められる記録時間が最初から勤務外扱い
記録カルテ・計画書・サマリーが後回し終業後に書くのが前提
会議カンファや委員会が日中に入る会議分の単位調整がない
教育症例発表や勉強会が続く参加圧だけあり時間扱いが曖昧
人員欠員分を現場で吸収する補充予定がないまま長期化

特にしんどいのは、単位数だけを見られて、記録や会議の時間が最初から存在しないものとして扱われる職場です。

この状態では、いくらテンプレートを作っても、そもそもの業務量が勤務時間を超えています。

「みんな残っているから」「新人は遅くて当然だから」で片づけられる職場は、残業の原因が個人に押しつけられやすいです。

回復期リハ病棟では、単位数に加えて実績指数や在宅復帰率などの数字も意識されます。

数字のプレッシャーが強い職場ほど、PT個人が「帰れないのは自分の力不足」と抱え込みやすくなります。

回復期の実績指数や在宅復帰率の重さは、回復期リハ病棟がきつい理由で詳しく整理しています。

サービス残業や勉強会は労働時間として確認する

サービス残業や勉強会の労働時間を確認するイラスト

PTの残業で見落とされやすいのが、勉強会・症例発表・委員会・係活動の扱いです。

「自己研鑽だから」「自主参加だから」と言われても、実態として参加を求められているなら確認が必要です。

厚生労働省の「労働時間の適正な把握方法」では、自主的な研修などとされていても、使用者の指揮命令下に置かれている時間は労働時間として扱う必要があると説明されています。

場面確認したいポイントメモすること
勉強会欠席しても不利益がないか開催時間・参加指示の有無
症例発表準備時間が業務として扱われるか準備に使った時間
委員会勤務時間内に組まれているか資料作成や会議時間
カルテ終業後に書く前提になっていないか記録開始と終了の時刻
参照:厚生労働省「労働時間の適正な把握方法について教えて下さい。」

ここで大事なのは、いきなり職場と戦うことではありません。

まずは、自分が何に何分使っているのかを事実として残すことです。

残業の相談をするときは、「毎日つらいです」よりも「記録に平均40分、勉強会準備に週2時間かかっています」の方が伝わりやすいです。

管理職側も、数字になっていない負担は見落としやすいです。

私自身もデイサービス管理職として面談をしていたとき、本人の訴えより先に業務の内訳を一緒に整理すると、調整できる部分が見えやすくなりました。

残業を減らすには個人対策より職場の見直しが先

個人対策より職場運用の見直しが大切なことを示すイラスト

残業対策というと、テンプレート化・隙間時間の記録・優先順位づけがよく挙げられます。

もちろん、それで楽になる部分はあります。

ただし、ノルマや人員配置が原因なら、個人の工夫だけでは限界があります。

対策効きやすい場面限界が出る場面
記録テンプレ同じ表現を何度も使う業務そもそも記録時間が確保されない
隙間時間記録キャンセルや移動待ちがある職場予定が詰まりすぎて隙間がない
上司相談業務量を調整できる職場相談しても精神論で返される
転職検討構造的に帰れない職場条件確認をしないと同じ失敗をしやすい

上司に相談するなら、「残業が多いです」ではなく、残業の原因を3つくらいに分けて伝えましょう。

たとえば「18単位の日は記録が終業後に40分残る」「カンファ日は計画書が後ろ倒しになる」「勉強会準備が週末に入り込む」のように出します。

<悩める人>

相談しても「みんな同じだから」で終わる場合はどうしたらいいですか?

その場合は、今の職場で変えられる部分と、職場を変えないと変わらない部分を分けて考えた方がいいです。

相談しても残業の記録すら取らない、残業代の扱いが曖昧、ノルマだけが強くなるなら、職場環境そのものを見直すサインになります。

ほかにも当てはまる項目があるなら、理学療法士のブラック職場の特徴も確認しておくと判断しやすいです。

残業が少ないPT職場を選ぶときの確認ポイント

残業が少ないPT職場の確認ポイントを示すイラスト

残業が少ない職場を選ぶには、「残業少なめ」と書かれた求人票だけで判断しないことが大切です。

同じPTでも、病院・訪問・デイ・クリニックでは、残業の出方がかなり違います。

職場残業が出やすい場面確認ポイント
急性期急な予定変更・多職種連携記録時間と休日対応
回復期単位数・実績指数・カンファ1日の単位目標と書類時間
訪問リハ移動・報告書・担当件数訪問件数と直行直帰の有無
デイサービス送迎・介護業務の兼務機能訓練以外の業務範囲
クリニック予約枠の詰め込み最終予約後の記録時間

個人的には、病院の単位ノルマに疲れているPTなら、デイサービスや訪問リハは現実的な選択肢になります。

ただし、デイなら送迎や介護業務、訪問なら移動や報告書など、別の忙しさもあります。

職場を選ぶときは、「残業の少なさ」だけでなく「何の仕事で残業が出るのか」まで聞くとミスマッチを減らせます。

面接やエージェント経由で確認したい質問は、次の5つです。

  • 月の平均残業時間はどれくらいか
  • 1日の単位目標や担当件数はどれくらいか
  • 記録や計画書を書く時間は勤務内にあるか
  • 勉強会・症例発表・委員会は勤務時間扱いか
  • 残業代や申請ルールはどうなっているか

求人票で見えない部分こそ、転職前に確認しておきたいところです。

リハビリ職向けの転職エージェントを使うなら、月の残業時間・単位数・勉強会の扱いまで聞いてから求人を見た方が、同じ失敗を避けやすくなります。

デイサービスへの転身を考える方はPTがデイの機能訓練指導員になる働き方、求人探しから見直す方はリハビリ転職エージェントの選び方を先に見ておくと動きやすいです。

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PTの残業時間とノルマに関するよくある質問

PTの残業時間とノルマに関するQ&Aのイラスト

最後に、PTの残業時間やノルマについてよくある疑問に答えます。

PTの残業時間は何時間から多いと考えればいいですか?

月20時間前後でも負担感が強いなら見直し対象です。月45時間前後まで積み上がるなら、個人の工夫より職場運用を確認した方がいい段階です。詳しくはPTの残業時間はどこから多い?まず危険度を分けるで整理しています。

18単位はPTのノルマですか?

18単位は制度上の標準として扱われる数字で、個人に強く達成を迫るノルマとは分けて考えたいところです。ただし職場によっては強い目標として運用され、残業につながることがあります。詳しくはPTがノルマで帰れない理由は治療以外の仕事にあるをご覧ください。

勉強会や症例発表は残業に入りますか?

任意参加か、実質的に参加を求められているかで見方が変わります。使用者の指揮命令下にあると認められる時間は、労働時間として扱う必要があるとされています。確認ポイントはサービス残業や勉強会は労働時間として確認するで解説しています。

残業を減らすためにまず何をすればいいですか?

まずは1週間、治療・記録・会議・勉強会準備の時間を分けてメモしてください。原因が見えないまま相談すると、精神論で終わりやすいです。具体的な進め方は残業を減らすには個人対策より職場の見直しが先で紹介しています。

残業が少ないPT職場はどこですか?

デイサービス・訪問リハ・クリニックなどは、病院とは残業の出方が違います。ただし職場ごとに業務範囲が異なるため、求人票だけで判断しないことが大切です。確認項目は残業が少ないPT職場を選ぶときの確認ポイントでまとめています。

まとめ:PTの残業時間はノルマと職場運用で見分ける

PTの残業時間はノルマと職場運用で見分けるまとめイラスト

PTの残業が多いときは、まず残業時間・単位ノルマ・サービス残業の扱いを分けて見てください。

帰れない原因が自分の記録スピードだけなのか、職場の仕組みなのかで、取るべき行動は変わります。

この記事のポイント

今の職場で相談できる余地があるなら、まずは時間の内訳をメモして上司に伝えてみましょう。

一方で、相談しても残業の記録を取らない、単位だけ増える、勉強会や委員会が曖昧なまま増えるなら、環境を変える準備をしてもいい段階です。

<悩める人>

残業時間とノルマの見方がわかったので、次は求人票だけじゃなく内情も確認してみます。

リハビリ職向けの転職エージェントなら、求人票だけでは見えない残業時間や記録業務の実態を確認しながら候補を探せます。

今すぐ辞めるかを決めなくても、今の職場と他の職場を見比べるだけで、自分の働き方を冷静に判断しやすくなります。

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