<悩める人>そろそろ仕事に復帰したいけど、保育園が見つからない…



子供の急な発熱で、職場に迷惑をかけるのが怖い…
子育て中のOTにとって、仕事と家庭の両立は大きな悩みですよね。



そんなママさんOTの強い味方となるのが、「託児所あり」の職場です。
実は今、医療・介護業界の人手不足を背景に、託児所を完備する施設が増えています。託児所付きの職場なら、送迎の負担が減るだけでなく、子育てに理解のある仲間と安心して働くことができます。


今までに4回の転職経験があり。
詳しいプロフィールはコチラ!
【1社目】総合病院▶急性期・回復期・ターミナルを経験。
【2社目】老健▶入所・通所・訪問を経験。介護認定審査員なども務める。
【3社目】介護系有限会社▶介護予防事業立ち上げ、その後デイサービスの管理者も兼任。介護予防事業では、市とも連携して介護予防事業の普及に尽力。
【4社目】老健(現在)▶友人の紹介で転職。入職して半年で副主任、1年で主任を任命。
この記事では、託児所あり求人の探し方から、失敗しない職場の選び方、先輩OTのリアルな体験談までを徹底解説します。
OT転職の今:託児所付き求人が増えている理由


「託児所付きの求人なんて、本当に見つかるのかな?」
と不安に思うことはありませんか?
実は今、医療・介護業界全体でママさんOTが働きやすい環境作りが急速に進んでいます。
その理由から解説していきます。
女性OT比率は約6割!ママが働きやすい環境へ



OTの男女比って知ってますか?



同じくらいだと思います!



実は、女性が6割超えと、かなり多いのが現状なんです!
作業療法士の統計を見ると、女性OTの比率は約6割(61.6%)に達しています。
これだけ女性が多い業界だからこそ、結婚や出産を機に離職してしまうのは、病院側にとっても大きな痛手なんですね。
そのため、「長く働いてもらいたい」と考える職場が増え、産休・育休制度や託児所の整備が当たり前になりつつあります。
同僚にもママさんが多い職場なら、急なお休みでも「お互い様」と助け合えるのが嬉しいですよね。
売り手市場はいつまで続くかわからないため今が転職のチャンス
現在、リハビリ職の有効求人倍率はまだ高い傾向にあり、好条件を提示する施設もまだまだある状況です。
しかし、特にPTに関しては供給数が多いため、今後はいつまで続くかわからないのが現状。これから先は求人数が少なくなっていくことが予想されます。
つまり、今が最も「託児所あり」かつ「給与も安定」といった希望条件が通りやすい時期だと言えますね。
ただ、託児所の定員や保育料などの細かい条件は、求人票だけでは分からないこともあります。
病院だけじゃない!託児所設置が進む施設形態
「託児所があるのは大きな総合病院だけでしょ?」というイメージを持っていませんか?
以前はその傾向が強かったものの、最近では様々な施設で導入が進んでいます。
例えば、以下のような場所でも託児所付き求人が見つかるようになってきました。
- 介護老人保健施設(老健): 比較的ゆったりしたスケジュールで働けます。
- 訪問リハビリステーション: 直行直帰など、柔軟な働き方が可能な場合も。
- 大規模なデイサービス: 事業所内保育所を併設するケースが増加中。
このように選択肢が広がっているため、病院勤務にこだわらず、ご自身のライフスタイルに合った施設形態から探してみるのも一つの手です。
「家から近い」「残業が少ない」といった優先順位に合わせて、視野を広げてみてくださいね。
育休明けのママOTが「託児所あり」を選ぶ5つのメリット


託児所がある職場を選ぶことは、単に「預け先がある」以上の大きなメリットをママさんOTにもたらしてくれます。
具体的にどんな良いことがあるのか、5つのポイントに絞って見ていきましょう。
朝の戦争とおさらば!通勤・送迎の負担が激減
毎朝、保育園を経由して職場に向かうのはまさに時間との戦いです。
でも、職場に託児所があれば、お子さんと一緒に出勤してそのまま預けるだけなので、送迎の手間がなくなり、朝の時間に驚くほどゆとりが生まれます。
雨の日やお布団などの大荷物がある日も、移動が一回で済むのは本当に助かりますよね。
通勤時間そのものが、親子の大切なコミュニケーションタイムに変わるかもしれません。
急な発熱でも安心!すぐにお迎えに行ける距離感
仕事中に保育園から「お熱が出ました」と連絡が入ると、ドキッとして焦ってしまいますよね。
職場併設の託児所なら、すぐにお子さんの元へ駆けつけられますし、症状によっては休憩時間に様子を見に行ったり、早退せずに対応できたりもします。
「何かあってもすぐに会える距離にいる」という安心感は、仕事に集中できるため、これも大きなメリットと言えるでしょう。



逆に、託児所がないと、いつお子さんが体調不良で呼び出されるか、ドキドキしながら仕事が手につかないケースもあります。
経済的に助かる!認可保育園より安い保育料
実は、院内託児所や事業所内保育所は、福利厚生の一環として運営されています。
そのため、認可保育園に比べて保育料が格安に設定されていることが多いんです。
給食費やおやつ代込みでも、月額1〜3万円程度で利用できる職場も珍しくありません。
毎月の固定費を抑えられるので、家計への負担がぐっと軽くなるのも嬉しいポイントですよね。
「お互い様」の精神!子育てに理解がある職場環境
託児所を完備している職場には、同じように子育て中のスタッフが多く集まります。
そのため、子供の急病や行事での休みに対して「お互い様」の精神が根付いていることが多く、「申し訳ない」と縮こまることなく、気持ちよく働ける環境はママにとって何より大切です。



託児所のない職場だと、急遽の休みが多くなり、自然と居心地が悪くなることもあるんです。



確かに連続で休むと申し訳ない。
けど、どうすることもできなくなって、居づらくなりそう…
ただ、実際の職場の雰囲気や人間関係までは、求人票だけではなかなか見えにくいもの。
そんな時は、転職エージェントに相談してみるのも一つの手です。内部事情に詳しい担当者が、本当に子育てに理解のある職場かどうかを事前に知ることもできます。
休憩中に様子が見られる安心感
一般的な保育園では、お迎えの時間までお子さんの様子は分かりませんが、職場内の託児所なら、窓越しに遊んでいる姿を見かけたり、お散歩中の列に遭遇したりすることも。
お昼休みに一緒にご飯を食べられる施設もあったりと、親子の時間を確保しやすいのが魅力です。
お子さんが元気に過ごしている姿を励みに、午後からのリハビリ業務も頑張れそうですね。
成長を間近で見守りながら働けるのは、OTとしてのキャリアと育児を両立させる大きな喜びになります。
失敗しない!託児所の種類とチェックポイント


ここまでで、託児所が設置してある職場のメリットはお伝えしてきました。
しかし、「託児所あり」という条件だけで飛びつくのは、注意が必要な面もあります。
同じように見えても、実は運営形態やサービス内容は職場によって千差万別。
いざ働き始めてから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、ママOTとして絶対にチェックしておきたいポイントを整理しました。
3つのタイプ(院内・事業所内・提携)の特徴と違い
一口に「託児所」といっても、大きく分けて3つのタイプがあります。
それぞれの特徴を理解して、自分たちのライフスタイルに合うものを選ぶのがいいでしょう。
- 院内託児所(病院内保育所)
病院の敷地内や建物内にあるタイプ。
通勤と送迎が一度に済むのが最大のメリットです。
休憩中に様子を見に行ける職場もあり、母乳育児中のママにも人気があります。 - 事業所内託児所
老健やデイサービスなどに併設されているタイプ。
小規模で家庭的な雰囲気のところが多く、利用者さんとの交流がある場合も。
アットホームな環境を好む方におすすめです。 - 提携託児所
法人が契約している近隣の保育園を利用するタイプ。
園庭が広かったり、教育プログラムが充実していたりと、一般的な認可保育園に近い環境が魅力。
ただし、職場から少し離れている場合もあるので、送迎ルートの確認が必要です。
これらの特徴から、探すようにしてみてください。
利用時間と対象年齢の落とし穴
「24時間対応」と書いてあっても、全年齢が対象とは限りません。
意外な落とし穴になりがちなのが、この2つの条件です。
- 延長保育の有無
リハビリ業務が長引いたり、急なカンファレンスが入ったりした時、柔軟に対応してもらえるでしょうか?
お迎え時間に遅れると厳しいペナルティがある園もあるので、ゆとりを持った設定か確認が必要です。 - 対象年齢の上限
「3歳になったら退園」というルールの託児所も少なくありません。
その場合、働きながら新たな保育園を探す「保活」を再開することになります。
就学前まで預けられるのか、年齢制限があるのかは、長期的なキャリアプランに関わる重要なポイントです。
実際に預けてわかった!意外な盲点
実際に利用した先輩ママたちが口を揃えるのが、「保育環境」の違いです。
- 園庭がなく外遊びが少ない
- 行事やイベントがほぼない
- ママ友=職場の同僚となってしまう
人によって、これらの悩みを持つことがあるようです。
3番目のママ友=職場の同僚はメリットとデメリット兼ね備えてますが、1・2番目に関しては、事前に聞くことで回避できるケースもあります。
特に転職エージェントなどに頼ることで、聞きにくい質問も代わりに聞いてもらうこともできるため、ぜひ活用してみてください!
託児所ありの好条件求人を効率的に探す方法


「託児所あり」という条件は、絶対に譲れないポイントだからこそ、慎重に選びたいものです。
ここでは、忙しいママさんOTでも失敗しない、効率的な求人の探し方をご紹介します。少しでも負担を減らして、理想の職場を見つけましょう。
ハローワークや直接応募のメリット・デメリット
まず思いつくのが、地元のハローワークや施設のホームページからの直接応募ではないでしょうか。
ハローワークは地域密着型の求人が多く、自宅近くの職場を見つけやすいのがメリットです。
しかし、どちらも「自分ですべて確認・交渉しなければならない」という最大のデメリットがあります。
ご自身で聞けるなら問題はありませんが、「託児所の空き状況」「実際の利用料」「残業の実態」などを面接で聞くのは、なかなか勇気がいりますよね。
特に忙しいママさんにとって、条件交渉の手間は大きな負担になってしまいます。



さらに、これは個人的な見解ですが、ハローワークの求人は、お金をかけずに募集ができるため、余裕がない職場が多い印象があります。
情報収集には転職エージェントを使うのがオススメ
そこで頼りになるのがリハビリ職専門の転職エージェントで、最大のメリットは面倒な条件確認や交渉を代行してくれることにあります。
「子どもの急な発熱でも休みやすいか?」といった、直接は聞きにくい質問も、担当者が代わりに確認してくれます。
また、あなたの希望やこれまでの経験をヒアリングした上で、マッチする求人を提案してくれるのも嬉しいポイントですよね。
非公開求人や職場の「内部情報」をゲットしよう
実は、好条件の求人ほど、一般には公開されない「非公開求人」になっていることが多い傾向にあります。
それが、転職エージェントに登録することで、レアな求人情報にアクセスできるチャンスが広がります。
託児所が新設されたばかりの病院や、子育て支援に手厚い施設など、掘り出し物が見つかるかもしれません。
非公開求人を探すなら、転職エージェントに登録することから始めてみましょう。



でも転職エージェントって、いっぱい電話がかかってきてしつこいって聞いたけど、どうなの〜?



確かに数年前はその傾向がありましたが、最近のエージェントはかなり真摯に対応してくれて、しつこい電話などもなくなってきています。
ただ、転職エージェントと言ってもたくさんあるため、良い所を選ばないとしつこい連絡は来る可能性があります。
私も4回の転職を行い、色々な転職エージェントを試しましたが、ダントツでオススメなのが「レバウェルリハビリ」でした。
面接で確認必須!入職後のミスマッチを防ぐ質問リスト


いざ面接となると、業務内容や給与の話に集中してしまい、肝心の託児所の詳細を聞きそびれてしまうことがあるかもしれません。
でも、ママさんOTにとって託児所の条件は、長く働けるかどうかを左右する最重要ポイントです。
「入職してみたら、想像と違った…」というミスマッチを防ぐために、遠慮せずに確認すべき項目をリストアップしました。
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれたら、これだけは必ず聞いておきましょう。
利用料金や補助制度について
求人票には「託児所あり」としか書かれていないことが多いですが、実際の費用感は施設によって大きく異なります。
月額の保育料だけでなく、給食費、おやつ代、延長保育料などの追加費用が発生するかどうかも確認が必要です。
意外と見落としがちなのが、「オムツや布団の持ち込みが必要か、レンタルか」という点です。
また、病院や施設によっては、職員向けの保育料補助制度がある場合も。
「福利厚生で格安で利用できると思っていたら、実はパート職員は対象外だった」なんてことにならないよう、ご自身の雇用形態での適用条件もしっかり聞いておきましょう。
保育スタッフの資格と人数体制
大切なお子さんを預ける場所ですから、誰がどのような体制で見守ってくれるのかは気になりますよね。
保育士資格を持つスタッフが常駐しているか、スタッフ1人あたり何人の子供を見ているか(配置基準)を確認すると安心です。
特に0〜2歳児クラスの場合、手厚い人員配置がなされているかは安全面で非常に重要になります。
もし可能であれば、「普段どのようなカリキュラムで過ごしているか」も聞いてみてください。
ただ預かるだけでなく、お散歩やリトミックなど、子供の発達に合わせた保育が行われているかを知る目安になりますよ。
発熱時や感染症流行時の対応ルール
ママさんOTにとって一番の心配事は、勤務中のお子さんの急な体調不良ではないでしょうか。
「37.5度以上でお迎え」という一般的なルールのほかに、発熱時の呼び出し基準がどのようになっているか、具体的に確認しておきましょう。
職場の理解があっても、頻繁な早退は精神的にも負担になりますよね。
さらに、インフルエンザなどの感染症が流行した際の対応や、病児保育・病後児保育の有無も重要なチェックポイントです。
院内託児所の場合、小児科と連携して病児保育を行っているケースもあるため、ここが充実しているといざという時に本当に助かります。
見学は必須!自分の目で確かめるべきポイント
条件面だけでなく、実際に託児所の雰囲気をご自身の目で確かめることを強くおすすめします。
衛生管理は行き届いているか、子供たちが楽しそうに過ごしているか、保育スタッフの表情は明るいか。
これらは書面や口頭の説明だけでは分からない、現場のリアルな情報です。
もし、「面接の場で細かい質問をするのは気が引ける」「見学を言い出しにくい」と感じるなら、転職エージェントを活用するのも賢い手です。
見学の日程調整も代行してくれるので、仕事と育児で忙しいママさんOTの強い味方になってくれます。
まとめ


ここまで、託児所ありのOT求人について詳しく見てきましたが、いかがでしたか?
ママさんOTを応援してくれる職場は確実に増えています。
託児所完備の職場を選ぶことで、毎日の送迎負担が減ったり、子供の急な発熱時も焦らず対応できたりと、心に余裕が生まれます。
大切なのは、「自分と子供にとって譲れない条件」を明確にしておくことです。
ただ、数ある求人の中から、託児所の空き状況や実際の保育環境まで自分一人で調べるのは、時間も労力もかかりますよね。
育児や家事で忙しい毎日だからこそ、転職のプロに頼るのも賢い選択です。
あなたのOTとしてのキャリアも、お子さんとの大切な時間も、どちらも諦める必要はありません。
まずは無理のない範囲で、情報収集から始めてみてください!










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