<悩める人>理学療法士って、何歳まで働けるんだろう..定年ってあるの?



これ、すごく多い悩みなんですよね。正直に答えると「定年はあるけど、定年まで働けるかどうかは別の話」なんです。今回はその現実を包み隠さず話します!
「定年まで理学療法士として働けるのか不安..」
「50代になったとき、今の職場で働けているのか想像できない」
「定年後の生活費が心配で、今から何か準備しておきたい」
こんな不安、ありませんか?
理学療法士(PT)の定年問題は、実はかなり深刻です。
PT全体の年齢分布を見ると、55歳以上はわずか3.9%しかいないんですよ。
つまり、多くのPTが定年を迎える前に「体力的にきつい」「給与が上がらない」などの理由で離職しているのが現実なんです。
でも、今から準備しておけば、定年後も安心して働き続けることはできます!
この記事では、PTの定年事情から年代別のキャリアプラン、定年後の働き方まで、私の見解を正直にお伝えします。
- 理学療法士として定年まで働けるか不安な人
- 50代・60代のPTとしてのキャリアを考えたい人
- 定年後の収入や働き方を今から準備したい人
- 転職や独立を視野に入れているPT


今までに4回の転職経験があり。
詳しいプロフィールはコチラ!
【1社目】総合病院▶急性期・回復期・ターミナルを経験。
【2社目】老健▶入所・通所・訪問を経験。介護認定審査員なども務める。
【3社目】介護系有限会社▶介護予防事業の立ち上げ、デイサービスの管理者も兼任。市とも連携して介護予防事業の普及に尽力。
【4社目】老健▶入職して半年で副主任、1年で主任を任命。施設の教育委員長も務める。
現在フリーランス3年目。PTとは全く違うことで稼いでいます。
理学療法士の定年は何歳?正直に答えます





理学療法士って、何歳が定年なんですか?



職場によって違いますが、多くは60歳か65歳です。ただ「定年がある」と「定年まで働ける」は全然別の話なんですよね。
理学療法士の定年は、勤務先の就業規則によって異なります。
一般的には以下のように設定されていることが多いです。
- 病院・クリニック:60歳定年が多い(再雇用制度で65歳まで延長可能な場合も)
- 介護・福祉施設:65歳定年が増えてきている
- 訪問リハビリ:比較的柔軟で、65歳以降も働けるケースあり
- 個人開業・フリーランス:定年なし(自分で決める)
2021年4月から「高年齢者雇用安定法」が改正され、70歳まで就業機会を確保する努力義務が事業者に課されました。
これにより、定年後も働き続けやすい環境は整いつつあります。
ただ..
現実はそう甘くないんですよね。
①「55歳問題」を知っていますか?
理学療法士の年齢分布を見ると、衝撃的なデータがあります。
理学療法士の年齢別人口分布
20代〜30代が全体の約65%を占める若い業界であることがわかります。
20〜29歳
約30%
30〜39歳 (最多)
約35%
40〜49歳
約22%
50〜54歳
約9%
55歳以上
約3.9%
55歳以上のPTが全体の4%未満しかいない。
これが「55歳問題」と呼ばれる現実です。
これには2つの理由があります。
- 理学療法士の人口が増えてきたのが20年前くらいからなので、55歳以上の人が少ない
- 年齢を重ねると、業務的に辛くなるため、55歳以上の人が少ない
どちらにしても、55歳以上でPTを継続してる人は少ないのが現状です。
②なぜ定年前に辞めてしまうのか
私の周りのPTを見ていると、定年前に辞める理由は大きく3つあります。
- 体力的な限界:患者の移乗・歩行介助など身体的負担が大きく、50代になると続けにくくなる
- 給与の頭打ち:年功序列が機能しにくく、40代以降も給与が上がらないことが多い
- 管理職への移行:現場を離れて管理職になるか、現場に残るかの二択を迫られる
これらの問題を早めに認識して対策を打つことが、定年まで(そして定年後も)働き続けるための鍵なんです。
PTが定年まで働けないと感じる3つの理由





なんで定年まで働けないPTが多いんですか..?



主に「体力」「お金」「キャリアの行き詰まり」の3つが原因です。それぞれ詳しく見ていきましょう!
① 体力的な消耗が激しい
理学療法士の仕事は、思っている以上に体を使います。
患者さんの移乗介助・歩行練習・起立練習..これを1日に何十回も繰り返すんですよね。
私の先輩PTは50代に入ってから「腰が限界」と言って、訪問リハビリから通所リハビリに転職しました。「体を使わない仕事に変えたい」という声は、40代後半から急に増えてくるんです。
20代・30代のうちは体力でカバーできますが、40代・50代になると積み重なったダメージが出てきます。
これが定年まで働けない最大の理由のひとつです。
② 給与が上がらない・年収の天井が低い
理学療法士の平均年収は約430万円(厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査)。
問題なのは、年齢を重ねても給与がほとんど上がらないことなんです。


20代から50代で年収が100万円程度しか上がらない..これは他の職種と比べてもかなり低い伸びです。
「頑張っても給与が上がらない」という閉塞感が、定年前の離職につながっているんですよね。
③ キャリアの選択肢が少ない
一般企業であれば、経験を積むにつれてマネジメント職・専門職・コンサルタントなど様々なキャリアパスがあります。
でも、PTの場合は「現場で患者を診続ける」か「管理職になる」かの二択になりがちなんです。
私の知人PTは「40代になって管理職を打診されたけど、現場が好きだから断った。でも現場に残ったら給与も上がらないし、後輩に追い越されていく感じがしてつらかった」と話していました。
この「キャリアの行き詰まり感」が、定年前の離職を加速させているんです。
【年代別】定年を見据えたキャリアプランの立て方





じゃあ、今から何をすればいいんですか?



年代によってやるべきことが違います!30代・40代・50代それぞれのプランを解説しますね。
① 30代のうちにやること
30代は「専門性を磨く」と「副業・複業の種まき」を同時進行で進める時期です。
- 専門資格を取る:認定理学療法士・専門理学療法士など、市場価値を高める資格取得を目指す
- 副業を始める:ブログ・SNS・セミナー講師など、PTの知識を活かした副収入の柱を作る
- 転職経験を積む:複数の職場を経験することで、市場価値と視野が広がる
- お金の勉強をする:投資・節税・iDeCoなど、資産形成の基礎を学ぶ
30代のうちに「PTとしての専門性」と「PTの外でも稼げるスキル」を両方育てておくことが大切です。


② 40代でやること
40代は「体力の衰えに備える」と「収入の多様化」を本格化させる時期です。
- 体への投資:定期的な運動・ストレッチ・健康管理を習慣化する
- 管理職か専門職かを決める:自分のキャリアの方向性を明確にする
- 副業を本業に近づける:30代で種まきした副業を、収入の柱に育てる
- 老後の資産形成を加速:iDeCo・NISAを最大限活用する
40代は「定年後の働き方」を具体的にイメージし始める時期でもあります。
「60歳以降、どんな働き方をしたいか?」を今から考えておくと、準備の方向性が見えてきますよ。
③ 50代でやること
50代は「定年後の具体的な準備」と「体力に合わせた働き方へのシフト」をする時期です。
- 定年後の働き方を具体化:再雇用・パート・独立など、どの選択肢を選ぶか決める
- 体力に合った職場環境に変える:身体負担の少ない職場(通所・外来・管理職)へ移行する
- 年金・退職金の試算をする:定年後の収入を具体的に計算して、不足分を把握する
- 人脈を活かした仕事を増やす:長年の経験と人脈を活かした非常勤・顧問・講師などの仕事を増やす
50代は「焦らず、でも確実に」定年後の準備を進める時期です。
定年後もPTとして働き続ける3つの方法





定年後もPTとして働き続けることって、できるんですか?



できますよ!主に3つの方法があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、自分に合ったものを選んでくださいね。
① 再雇用制度を活用する
多くの職場では、定年後も「再雇用制度」で65歳まで働き続けることができます。
メリット:同じ職場で続けられる・慣れた環境・社会保険継続
デメリット:給与が大幅に下がる(定年前の50〜70%程度になることが多い)
向いている人:今の職場に愛着がある・人間関係を大切にしたい人
再雇用後の給与は下がりますが、「高年齢雇用継続給付金」という制度で一部補填される場合があります。
ハローワークや社会保険労務士に相談してみるといいですよ。
② パート・非常勤として働く
定年後は「フルタイムで働かなくてもいい」という選択肢があります。
パートや非常勤として週3〜4日働くことで、体力的な負担を減らしながら収入を得ることができます。
私の知人の60代PTは「週3日のパートで月15万円稼いで、年金と合わせて生活している。体も楽だし、仕事が楽しい!」と話していました。フルタイムにこだわらない働き方も、十分アリなんですよね。
PTの資格は一度取れば一生使えます。定年後も「週に何日か働く」という選択肢を持っておくと、精神的にも経済的にも安心ですよ。
③ 訪問リハビリ・独立開業
定年後に「自分で仕事をしたい」という方には、訪問リハビリや独立開業という選択肢もあります。
- 訪問リハビリ:自分のペースで働ける・1対1のリハビリが好きな人に向いている
- 訪問看護ステーションの開業:PTが管理者になれる・収入アップの可能性あり
- フリーランスPT:複数の施設と契約・時間の自由度が高い
ただし、独立開業には経営の知識も必要です。定年前から少しずつ準備しておくことをおすすめします。


定年後の収入はどうなる?リアルな話をします





定年後って、実際どのくらい収入があるんですか..?



正直に言うと、何も準備しないと厳しいです。でも今から準備すれば十分に生活できます!数字を見ながら解説しますね。
① 再雇用後の給与の目安
定年後に再雇用された場合、給与は定年前の50〜70%程度になることが多いです。
定年前の年収:480万円(月40万円)
再雇用後の年収:240〜336万円(月20〜28万円)
年金受給開始後(65歳〜):年金+給与で月25〜35万円程度
再雇用後は給与が下がりますが、65歳から年金が受け取れるようになります。
年金と給与を合わせれば、生活費は十分まかなえる水準になることが多いです。
② PTの年金受給額の目安
PTの年金受給額は、働いた年数と収入によって変わります。
一般的なPTの場合、現状のまま行けば65歳から受け取れる年金は月14〜18万円程度が目安です。
夫婦2人であれば、合計で月28〜36万円程度になります。
ただし、これはあくまで目安。自分の年金見込み額は「ねんきんネット」で確認できます。
③ 今から準備できる3つのこと
定年後の収入を増やすために、今からできることがあります。
- iDeCo(個人型確定拠出年金):掛け金が全額所得控除になる・老後の資産形成に最適
- NISA(少額投資非課税制度):投資の利益が非課税・長期投資で資産を増やす
- 副業・複業で収入の柱を増やす:PTの知識を活かしたブログ・セミナー・コンサルなど
「老後のお金が心配」という方は、まずiDeCoとNISAを始めることをおすすめします。
月1万円からでも始められますし、早く始めるほど複利の効果が大きくなりますよ!
まとめ|今から準備すれば定年後も怖くない!





今回は理学療法士の定年事情と、定年後も安心して働くための準備についてお伝えしました!
この記事のポイントをまとめます。
- PTの定年は多くの職場で60〜65歳だが、55歳以上のPTはわずか3.9%しかいない
- 定年前に離職する主な原因は「体力の限界」「給与の頭打ち」「キャリアの行き詰まり」
- 30代は専門性と副業の種まき、40代は本格化、50代は定年後の具体的準備を進める
- 定年後は「再雇用」「パート・非常勤」「独立」の3つの選択肢がある
- iDeCo・NISA・副業で今から資産形成を始めることが大切
「定年まで働けるか不安..」という気持ちはよくわかります。
でも、今から少しずつ準備を始めれば、定年後も安心して働き続けることができます!
まずは「自分の年金見込み額を確認する」「iDeCoを始める」など、小さな一歩から始めてみてくださいね。
キャリアに悩んでいるPTの方は、転職エージェントに相談してみるのもひとつの手です。自分の市場価値を知るだけでも、将来の見通しが立てやすくなりますよ。














コメント